九州沖縄農業研究センター

カンショ育種・遺伝グループ

カンショは九州・沖縄地域の農業を支える地域基幹作物の一つであり、焼酎・でん粉の原料用、青果用、食品加工用などに利用されています。近年、土壌病害であるサツマイモ基腐病(以下、基腐病)の発生により南九州および沖縄地域におけるカンショの生産に大きな影響が出ましたが、抵抗性品種を含む対策技術の普及により被害は低減しています。一方、基腐病とは異なる土壌病害の発生も報告されており、今後のカンショ生産への影響が懸念されます。カンショ育種・遺伝グループでは、これら病害虫への抵抗性を持ち、各種用途向けに優れた特性を持つカンショ品種を開発しています。また、品種開発を支える選抜技術や分析技術等の開発にも取り組んでいます。

近年育成した品種
コガネタイガン : 収量やでん粉含量が高く、基腐病を含む複数の土壌病害虫に抵抗性を持つ焼酎・でん粉原料用品種
みちしずく : 収量やでん粉含量が高く、基腐病に強い焼酎・でん粉原料用品種
べにひなた : 基腐病に抵抗性で収量が高く、ホクホクとした肉質で優しい甘さがある青果用品種
さくらほのか : これまでにない赤紫色の肉色を持ち、基腐病に強く収量も高い食品加工用の品種

コガネタイガン
みちしずく
べにひなた
さくらほのか

メンバー