土壌は食料生産の基盤であるとともに、さまざまな生物の住処、地球環境における物質循環の場でもあります。土壌を適切に管理し、食料生産をはじめとする数々の土壌機能を持続的に発揮させていくことは、人類の存続にとって非常に重要です。当研究部門では、国が実施した農耕地土壌調査や土壌分類のための調査等の過去の土壌調査データ、それらの解析結果から得られる知見等、多くの土壌資源情報を蓄積してきました。その一部は「日本土壌インベントリー」やスマホアプリ「e-土壌図II」を通じて公開しています。また、圃場一筆ごとの土壌特性がわかる高精細な「AI土壌図」や肥料・有機質資材の"肥効を見える化"するための「土壌環境API」を開発し、WAGRIの「統合農地データ取得API」に実装して配信を行っています。当グループでは、こうした活動を継続し、その時々の情勢に合った土壌情報や土壌診断技術を生産現場に提供できるように、データの解析・蓄積・発信を進めていきます。

