Answer1
遺伝子組換え技術は、ある生物から目的とする遺伝子(DNA)を取り出し、別の生物のゲノムに導入することで、その生物に新しい性質を付与する技術です。
Answer2
生物が持っている遺伝子の数は生物によって異なりますが、高等動植物は数万個の遺伝子を持っています。遺伝子組換えによって導入される遺伝子の数は、通常は1個~数個です。
Answer3
遺伝子組換え技術では、あらゆる生物の遺伝子が利用可能です。たとえば、農作物に遺伝子を導入しようとする場合、交配不可能な植物の遺伝子はもちろんのこと、微生物や動物の遺伝子も使うことができます。そのため、交配などの従来の育種法では実現困難な形質を付与することも可能で、農作物の育種(品種改良)の可能性を大きく広げることができます。