生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

平成28年度遺伝子組換えカイコの飼育(※第一種使用等)に関する飼育実験計画書の公表及び説明会の開催

ポイント

  • 平成28年度に行う遺伝子組換えカイコ(青色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ、橙色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ、高染色性絹糸生産カイコ)の飼育について別紙のとおり飼育実験計画書を公表しました。
  • 平成28年6月30日(木曜日)に群馬県蚕糸技術センター(前橋市)において説明会を開催いたします。
  • 当日は、平成28年度の飼育実験計画の説明を行い、意見交換を行います。

概要

これまで国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構は、遺伝子組換え技術を用いて、青色蛍光タンパク質や橙色蛍光タンパク質を含む絹糸を生産するカイコや、高い染色性を有する超極細の絹糸を生産するカイコを開発し、群馬県蚕糸技術センター(前橋市)とともに実用化に向けた研究を進めてきました。
本飼育実験は、遺伝子組換えカイコを、群馬県蚕糸技術センターにおいて、養蚕農家に近い環境及び方法で飼育した場合の繭の品質の安定性を調査するとともに、生育特性や行動特性を評価し、生物多様性影響評価等のデータを収集するために行います。
つきましては下記のとおり、飼育実験計画書をホームページに掲載するとともに、群馬県蚕糸技術センターで説明会を開催します。

説明会では、皆様との意見交換も予定しております。参加希望の方は、必ず事前に下記によりお申し込み下さい。庁舎管理及び資料準備の関係から、事前申込みをされていない方の入場はお断りいたしますので、付添いの方も漏れなくお申し込み下さい。
なお、飼育実験に関するお問合わせは、下記の問合せ先で随時承っております。

※第一種使用等:

「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離飼育区画)での使用

飼育実験計画書の公表

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構ホームページ

群馬県蚕糸技術センターホームページ

説明会 (事前に参加申込みが必要です。)

開催日時

平成28年6月30日(木曜日)13時30分~16時00分

会場

群馬県前橋市総社町総社2326-2
群馬県蚕糸技術センター本館2階 会議室

申込受付

6月28日(火曜日)12時までに申込み先に電話(平日午前8時30分~午後5時15分)又はE-mailにてお申し込み下さい。お申込みを受け付け次第、折り返しご連絡をさし上げます。群馬県蚕糸技術センターより6月28日(火曜日)15時までに申込み受領の連絡がない場合は、6月28日(火曜日)16時までに電話によりご確認をお願いします。

参加申し込み先

群馬県蚕糸技術センター
電話:027-251-5145 E-mail : sanshigise@pref.gunma.lg.jp

お問い合わせ

研究代表者

農業・食品産業技術総合研究機構
 理事長 井邊 時雄

群馬県蚕糸技術センター
 所長 須関 浩文

飼育実験責任者

農業・食品産業技術総合研究機構
 生物機能利用研究部門新産業開拓研究領域長  門野 敬子 

群馬県蚕糸技術センター
 主席研究員  木内 英明 

情報提供担当

農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門
 企画管理部 遺伝子組換え研究推進室長 山崎 宗郎
 電話:029-838-7138

群馬県蚕糸技術センター
 主席研究員 木内 英明
 電話:027-251-5145

参考資料

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構は、平成28年6月6日に遺伝子組換えカイコ(青色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ、橙色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ、高染色性絹糸生産カイコ)の飼育に関する「飼育実験計画書」を公表しました。この飼育実験計画書は以下のとおりです。

飼育実験計画書

青色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ(HC-Sirius, Bombyx mori)の飼育(別紙1)

橙色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ(HC-mKO, Bombyx mori)の飼育(別紙2)

高染色性絹糸生産カイコ(改変Fibroin H, Bombyx mori)の飼育(別紙3)