農村工学研究部門

地域資源利用・管理グループ

農村地域には、農業用水路、ダム、頭首工、ため池などの農業水利施設に数百Wから数千kWの水力、水路やため池などの水には熱エネルギー、汚泥、農業副産物・資源作物・家畜排泄物などのバイオマス等、エネルギー資源が豊富にあります。これらを有効に活用するため、農村地域の再生可能エネルギーの創生および利活用技術を開発するとともに、再生可能エネルギー等の地域資源利活用技術に関する評価手法の開発に取り組み、気候変動や人口減少・高齢化の下での農村振興に資する方策の提案を目指しています。また、温室をはじめとする農業施設を対象として、施設構造、環境とエネルギーの計測・制御などの工学技術の開発を統合的に行い、(1)自然災害に対して強靱、(2)再生可能エネルギーを最大限に利活用、(3)人と環境に優しい、施設農業を目指した研究を推進しています。
エネルギーがどこでどのように消費されているか、地域エネルギーがどこで利用できるか、エネルギーの目で農村を見ると、これからの農村の方向が見えてきます。農村地域の再生可能エネルギー、農業施設全般、事業の経済波及効果や環境影響評価、ワークショップ手法などについて、お気軽にご相談下さい。

施設園芸のエネルギーマネジメントシステム(EMS)(上)、集排施設における小規模メタン発酵システム(中)、GHG排出削減量評価(下)

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