農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第65号(2015年8月号)

目 次

1)トピックス
■インドネシア技術評価応用庁が農村工学研究所を訪問
■本年も夏期恒例のインターンシップが始まりました!
■農業農村工学会全国大会企画セッション「水利システム更新時におけるパイプラインの水理学的課題」の開催
■盛岡第一高等学校理数科生徒の皆さんが農工研を見学

2)イベント情報
■東京大学弥生講堂一条ホールで実用新技術講習会及び技術相談会を開催

3)水土里のささやき
■農工研の技術研修紹介 -基礎技術研修-

4)最新の農工研ニュースより
■地下水位制御システムを導入した地区における水田用水量

5)農村工学研究所の動き
■インターンシップ講習生(第一期)のつぶやき

6)ズームイン
■サボテン通信8月号(アリゾナからの便り)

7)農村の草花
■地味だけど畑や道ばたで、暑い中でも咲いています~ザクロソウ~

8)研究者の横顔
■成岡 道男(なるおか みちお)

1)トピックス

■インドネシア技術評価応用庁が農村工学研究所を訪問

7月29日(水)、インドネシア政府技術評価応用庁(BPPT)のタタン・タウフィク技術政策評価委員会副委員長ほか6名が農村工学研究所を訪問されました。BPPTは、農業中心の研究機関設立を準備しており、農工研の組織や業務内容及び農村計画分野の研究状況などについて職員と意見交換を行いました。

農村基盤研究領域 地域計画担当上席研究員 進藤惣治

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/65/01-01.pdf

■本年も夏期恒例のインターンシップが始まりました!

農工研では、農水省農村振興局と連携し、農業農村工学分野の大学3年生をインターンシップとして二週間、三期に分けて受け入れています。本年は第一期で2名、第二期では6名、第三期では6名の若人が農工研の扉を叩きます。今回は「2015この夏に自分を磨くインターンシップ!」をキャッチフレーズに、若い世代の成長を促すべく、5つの研究担当にて技術講習を実施します。

また、農研機構募集のインターンシップも8月・9月中の日程で3名が2つの研究担当にて技術講習を実施します。実習生には、研究所での貴重な経験を活かし、農業農村工学の一端に触れつつ、自分の将来を見つめていく機会にしてもらえれば幸いと考えます。

技術移転センター 移転推進室交流チーム長 齋藤 仁

■農業農村工学会全国大会企画セッション「水利システム更新時におけるパイプラインの水理学的課題」の開催

本年度の農業農村工学会全国大会(於 岡山大学 会期 9月1~3日)では、19の企画セッションが一般講演とともに開催されます。2日目の午後最終セッション(第10会場)の「水利システム更新時におけるパイプラインの水理学的課題」で、同学会応用水理研究部会と農村工学研究所の共催により開催され、樽屋啓之上席研究員(兼 教授)がオーガナイザーを務めます。詳細につきましては下記リンクをご参照ください。日ごろ更新事業に関心をお持ちの多数の技術者・研究者各位のご参加と活発なご議論を期待しております。

企画管理部 業務推進室企画チーム長 竹村武士

(関連URL)
平成27年度農業農村工学会大会講演会講演発表プログラム(P19)
http://www.jsidre.or.jp/outline/zenkokutaikai/program.pdf
(関連資料)
セッション概要(第10会場9月2日16:20~18:00)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/65/01-03.pdf

■盛岡第一高等学校理数科生徒の皆さんが農工研を見学

7月3日(金)に岩手県立盛岡第一高等学校理数科2年生の皆さんが、農工研を訪れました。農工研には、毎年多くの学生・生徒さんが見学に来ていますが、ほとんどが大学や高校で農業工学や関連分野を学んでいる方々です。これから進路を決めていく生徒の皆さんに、農工研はどのように見えたでしょうか。

企画管理部 情報広報課 小倉 力

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/65/01-04.pdf

2)イベント情報

■東京大学弥生講堂一条ホールで実用新技術講習会及び技術相談会を開催

10月7日の午後から東京大学弥生講堂一条ホールにて実用新技術講習会及び技術相談会を開催し、ポスターセッションによる研究成果を紹介するとともに、専門的な技術相談を受け付けます(詳細は以下のプレスリリースをご覧下さい)。

9月18日まで参加者の募集を行っています(参加費無料)。下記までお問い合せ下さい。

(事前登録及び問合せ先)
技術移転センター 移転推進室長 野道彰一
(移転推進室長として8/1に着任しました。技術支援等広く相談窓口を担当しております。よろしくお願い申し上げます)
〒305-8609 つくば市観音台2-1-6
TEL:029-838-8296 FAX:029-838-7680
E-mail:iten[@]ml.affrc.go.jp
※メールを送信する際は[@]の[ ]をとってください。

(関連資料)
(1)プレスリリース
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nkk/059301.html
(2)ポスター
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/65/02-01.pdf

3)水土里のささやき

■農工研の技術研修紹介 -基礎技術研修-

本研修は、農村工学に関する基礎的学力及び農業農村整備に関する基礎技術・知識を修得するため、毎年年度前半(今年は6月22日~8月11日)に開催しています。

今年は国の職員9名と県の職員9名が受講し、水理学、土質力学、構造力学、鉄筋コンクリート、設計演習等広範囲の講義及び実習を通じて技術力の向上を図りました。研修の様子は「研修の模様」、「感想文」をご覧ください。

技術移転センター 技術研修課教務指導チーム長 直江次男

(問合せ先)
技術移転センター 技術研修課
TEL:029-837-1226
E-mail:gken1[@]naro.affrc.go.jp
※メールを送信する際は[@]の[]をとってください。

(関連資料)
(1)研修の模様
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/65/03-01-01.pdf
(2)感想文
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/65/03-01-02.pdf

4)最新の農工研ニュースより

■地下水位制御システムを導入した地区における水田用水量

地下水位制御システムFOEAS(フォアス)は、水田における麦・大豆など転作作物及び飼料米等の生産力の強化を実現する新たな水田基盤整備技術として全国に普及しています。今後も公共事業を活用した地区単位での普及が予想されますが、FOEASの導入が地区の用水量計画に与える影響については検討されていません。そこで、FOEASの導入による用水量の変化について検討してみました。

農地基盤工学研究領域 水田高度利用担当主任研究員 若杉晃介

(関連資料)
(1)農工研ニュース第96号(3頁目)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/65/04-01-01.pdf
(2)この成果をよく理解するための4つのQ&A
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/65/04-01-02.pdf

5)農村工学研究所の動き

■インターンシップ講習生(第一期)のつぶやき

本年、第一期(7月17日~8月7日)では、農村振興局経由での講習生受入が2名、機構本部経由での受入が2名、計4名が2週間にわたり研究業務の一部を任され、実務を体験しました。
以下、講習生による感想文から一部を紹介します。

技術移転センター 移転推進室交流チーム長 齋藤 仁

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/65/05-01.pdf

6)ズームイン

■サボテン通信8月号(アリゾナからの便り)

目下、アリゾナ大学で共同研究中の水利工学研究領域 吉田武郎主研からの現地リポート第5弾、「Tucsonで見つけた日本」の紹介です。

(サボテン通信8月号)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/65/06-01.pdf

7)農村の草花

■地味だけど畑や道ばたで、暑い中でも咲いています~ザクロソウ~

今年も炎暑の夏となりました。まだまだ残暑が厳しい中、乾ききった畑や路傍に目を転じてよく見てみると、黄緑色の地味で小さなザクロソウの花を見つけることができます。このザクロソウ、実は夏から秋にかけてよく見られるありふれた草なのですが、あなたは気付いていたでしょうか。

農村基盤研究領域 資源評価担当主任研究員 嶺田拓也

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/65/07-01.pdf

8)研究者の横顔

■成岡 道男(なるおか みちお)

畑地工学担当の成岡さんは、東アフリカや中央アジアにおけるウォーター・ハーベスティング技術や塩害対策技術などの豊富な開発経験を活かして、国内外で活用できる簡易な土壌調査手法の開発に取り組んでいます。

 (他己紹介: 鬼丸竜治)

(自己紹介)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/65/08-01.pdf

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