農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第136号 (2021年9月号)

目次

1)イベント情報
2)新技術の紹介
3)農村工学研究部門の動き
4)見学だより
5)ズームイン
6)農村の草花
7)研究者の横顔

1)イベント情報

■オール農研機構 秋の一般公開 2021

10月1日から10月30日まで、農研機構では「オール農研機構 秋の一般公開 2021」と題してオンラインで開催され、当研究部門からも多数出展します。
また、10月24日(日)には全国各地の研究所とつないだ特別番組をライブ配信します。
詳細につきましては、公式ホームページをご覧ください。

研究推進部 研究推進室 笹倉亜希子

(関連資料)

■農林水産省「消費者の部屋」にて「ほ場水管理システム」が展示されます

10月18日(月)から22日(金)までの間、農林水産省の「消費者の部屋」にて、農村振興局が『"かんがい"と地域のあゆみ ~歴史から未来へ~』の題で展示を行います。
農村工学研究部門からは、水田の水管理を遠隔・自動制御化する「ほ場水管理システム」を展示いたします。

日時:2021年10月18日(月曜日)~10月22日(金曜日) 10時00分~17時00分
※18日は12:00開始 22日は13:00終了
場所:農林水産省庁舎内北別館1階(消費者の部屋)

研究推進部研究推進室 渉外チーム

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■アグリビジネス創出フェアが開催されます

来る11月24日(水)~26日(金)にかけて「アグリビジネス創出フェア2021」が開催され、農研機構が出展いたします。
また、今年度はオンラインサイトでの公開も行います。
農工研の研究についても出展を予定しております。

日時:2021年11月11日(水曜日)~11月13日(土曜日)の3日間
場所 東京ビッグサイト青海展示棟
【オンラインサイト】
日時 2020年9月24日(金曜日)公開 ~2022年1月26日(水曜日)

研究推進部研究推進室 渉外チーム

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2)新技術の紹介

■(研究成果) モバイルGISを用いた農地一筆調査支援システム- 市町村が行う農地の現況確認業務を効率的に -

市町村が行う農地の現況確認業務を効率化する「農地一筆調査支援システム」を開発しました。本システムは、パソコン(PC) 用GISソフトとタブレット用モバイルGISアプリで構成され、PC上で構築したデータセットは、モバイルGISアプリと双方向で同期できます。農地の現況確認にモバイルGISアプリを活用すると、調査結果の入力、撮影写真の記録など、現場で行う一連の作業を効率的に実施できます。

研究推進部研究推進室 渉外チーム長 猪井喜代隆

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■(研究成果) 排水機場や排水路の水位をリアルタイムで予測するモデルを開発- 水利施設操作の支援と洪水被害・排水管理労力の軽減 -

低平地における排水機場と排水路の水位を予測することが可能な人工知能(AI)モデルと水理モデルを開発しました。直近の観測値と気象予報のデータをもとに、数時間先の水位をリアルタイムで予測できます。この予測結果に基づき、水利施設の操作管理を支援し、洪水被害と排水管理にかかる労力の軽減に役立ちます。

研究推進部研究推進室 渉外チーム長 猪井喜代隆

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3)農村工学研究部門の動き

■インターンシップ制度を活用した大学生の実務体験

農研機構では、最先端の研究開発スキルや考え方および取り組み方の体験を目的として、学生を対象としたインターンシップを実施しています。
今年もインターンシップ講習生が農村工学研究部門にやってきました。
新型コロナウイルスの影響で大変ななか、今回は農地基盤情報研究領域空間情報グループにて講習を受けた方や担当の研究員から感想をいただきました。

研究推進部 研究推進室

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4)見学だより

■筑波大学生物資源学類2年生のオンライン見学が開催されました

9月8日、筑波大学生物資源学類2年生の皆さんが、当部門をオンライン見学しました。「生物資源科学実習」の一環として、様々な分野の研究成果や設備等について知識を深め、将来の進路選択の一助となる情報収集が目的です。引率教員2名、同学生22名、当部門の説明者5名が、オンラインソフトで繋がりました。このようなオンライン見学会は、今年度の2回目となります。

研究推進部 研究推進室 後藤眞宏

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5)ズームイン

■令和3年度 試験採用研究職員滞在研修の感想

農研機構は今年度の試験採用研究職員は、本人が所属する以外の農研機構内の研究センター・部門において長期滞在研修を行うことになりました。

今回は、農地基盤情報研究領域 農地整備グループで研修を受けた小林慶彦研究員と、資源利用研究領域地域 資源利用・管理グループで研修を受けた樫野雅和研究員から感想をいただきました。

研究推進部 研究推進室

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6)農村の草花

■刈跡や畦畔で秋風に揺れる小さなトウガラシ? ~アゼトウガラシ~

各地で稔りの秋を迎えています。今年のお米の穫れ具合はいかがだったのでしょうか。イネを収穫した跡の水田や畦畔で足元に目を転ずると、淡紅紫色の小さな花やトウガラシ状に長く伸びた果実を付けた小さな植物を見付けることができるでしょう。このアゼトウガラシ、いかにも食べられそうな名前ですが、食用には適さないことを知っていましたか。

施設工学研究領域施設保全グループ 上級研究員 嶺田拓也

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7)研究者の横顔

■小嶋 創(こじま はじめ)

地域防災グループ期待の若手研究者が小嶋さんです。高松市内や丸亀市内、西日本農業研究センター四国(生野)拠点内に研究フィールドを持ち、いつも業務科の方とデータ回収や草刈り等と八面六臂の大活躍です。そんな小嶋さんですが、これらの用務の予定を入れた途端、週間天気予報の表示は晴から雨に良く変わります。御天道様は、小嶋さんがオーバーワークにならないように気を遣っているのでしょう。きっと。

(他己紹介) 廣瀬裕一

(関連資料)

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