農作業安全研究に関するコラムの一覧です
農業でのアシストスーツの紹介
「今どんなアシストスーツがあって、どんな農作業で使えるのか」といったご質問を多くいただくようになりました。近年、ロボット農機やドローンなど、新しい技術も次々と・・・
新コンテンツ追加のご案内
4月です。原稿を書いている今、外では雪が降り始めました。この記事が公開されている頃にはきっと暖かくなっていることだと思います。みなさんの周りはいかがでしょうか・・・
第22回国際人間工学学会に参加して
先日、第22回国際人間工学学会(IEA2024、2024年8月25日~30日)に参加しました。この学会は、人間工学分野において3年に1度開催される、権威のある国際会議です。・・・
機械ごと転倒ってどんな感じ?-VRで・・・
改めて申し上げるまでもありませんが、当サイトは、安全に農作業をしていただくための情報を提供しています。農作業事故について事例を挙げて解説しているのも、事故を防ぐ・・・
「農作業安全情報センター」20周年に寄せて
2002年にウェブサイト「農作業安全情報センター」開設して、今年で20年間が経ちました。この間、皆様にご愛顧いただき、厚く御礼申し上げます。開設初期の・・・
アメリカの農作業事故状況について
日本において農作業事故は大きな問題となっており、長らく事故撲滅の取り組みが進められていますが、海外の事情はどうなっているでしょうか。筆者はこの7月にアメリカの・・・
安全に関する技術の協調
農業機械や自動車においては、現在ロボット農機や自動運転車の研究開発が盛んに行われています。普及には、安全性の確保が必須であることは言うまでもありません。このような・・・
農業の主役のための設計・開発を
農業の主役は誰かと聞かれて、皆様はどのような人をイメージしますか?華麗にトラクターを操る筋骨隆々の中年男性の姿でしょうか?現在、わが国の農業就業人口は182万人で・・・
運転の際には自動化装置を過信しない
ここ2、3年で自動車や農業機械の自動化に関する研究が急速に進んでいます。自動車では既に国内外を問わず、オートパイロット機能(現状は限られた条件下での自動化)を・・・
「当たり前」の難しさ
最近、とある試験の被験者をした際、背筋の筋電図を測定する機会がありました。この試験では最初と最後に脱力した状態を測定するのですが、私自身が脱力してリラックスしていると感じていても・・・
(続報)巻き込まれ事故の防止に取り組・・・
平成24年の3月の本コラムで「巻き込まれ事故の防止に取り組んでいます」と掲載して以来早4年半が過ぎました。その後、巻き込まれ防止技術がひとまず完成したので・・・
再出発にあたって
農研機構の改組に伴い、7年ぶりに安全人間工学担当へ配属となりました。そもそも、私自身、農家生まれで農作業の3K(「きつい (Kitsui)」、「汚い (Kitanai)」、・・・
13道県との農作業事故詳細調査・分析・・・
生研センター(現:革新工学センター)は、今月から新装開店致しました。農業技術革新工学研究センターと名称も新たに、農作業安全のための研究開発ならびにロボットやICT等の先端技術を積極的に・・・
農業機械の安全装置普及の鍵は・・・
乗用トラクタの片ブレーキ誤操作防止装置や自脱コンバイン手こぎ部の緊急即時停止装置など、生研センター(現:革新工学センター)とメーカーとで共同開発した安全装置を装備した農機の・・・
新たに開発したトラクタとコンバインの・・・
去る7月10日に千葉市で開催された全国農業機械士協議会の大会において、生研センター(現:革新工学センター)の緊プロ事業で農機メーカーと共同開発した、乗用トラクタの片ブレーキ防止装置と・・・
誰もが見慣れた中にも危険が…
生研センター(現:革新工学センター)では現在、連携先の道県のご協力の下、農作業事故の詳細調査と分析を進めています。また、実際に自分達も事故現場に赴き、現地調査を行うこともあります。道県・・・
デッドマン式クラッチについて
歩行用トラクタ(耕うん機、管理機)等の農業機械には、危ない時に手を離すと機械が停止するデッドマン式クラッチが装備されているものがあります。最近まで「デッド・・・
農作業安全シンポジウムを開催します
農作業事故調査や農作業安全講習会で全国津々浦々を歩いていますと、つくづく、農作業事故は個人プレーでは減らせない、という思いに駆られます。農作業安全のために・・・
コマーシャルを見て思うこと
近頃自動車のコマーシャルで良く見かけるのは、「ガソリン(軽油)1Lあたり〇〇km」といった燃費性能と、「前方の車や人等にぶつからない(ぶつかりにくい)自動・・・
日韓共同研究 成果報告・研究会
先日、韓国農村振興庁農業工学部より5名の研究者が生研センター(現:革新工学センター)に来所され、日韓共同研究の成果報告・研究会を行いました。以前にもご紹介したとおり、これは日本、・・・
事故の情報はみんなの財産(その2)
先月のコラムの続きです。現代の機械の安全設計では、「予見できる」誤使用は、基本的に「設計段階で対策すべき」とされています。では、メーカーはどうすれば事故や・・・
事故の情報はみんなの財産(その1)
先日の新聞記事で、家庭用ファクスの発火事故が紹介されていました。その原因が思いもかけないもので、飼い猫の「おしっこ」なのだそうです。ファクスの上に座った猫・・・
第7回日韓研究交流セミナの講演から
5月23日に、韓国農村振興庁農業工学部に於いて、日韓研究交流セミナが開催されました。これは、双方の農作業や農業機械の安全に関わる研究協定に基づくもので、今回が・・・
巻き込まれ事故の防止に取り組んでいます
農業機械ではありませんが、木工用機械では最も多い事故のひとつとして、テーブルソー(丸のこ盤)による指の切断が挙げられます。この事故を防止するため、近年では・・・
農作業事故情報の分析結果
先日、農林水産省より「 都道府県等から提供を受けた農作業事故情報の分析結果について」(平成22年4月~23年3月まで)が公表されました。この中では平成22年度に・・・
トラクタと安全キャブ・フレームの・・・
今日、様々な産品が国境を越えて流通されていますが、トラクタや安全キャブ・フレームも例外ではありません。国際流通を円滑に行うには、製造国に係わらず、同じ方法・・・
刈払機の飛散物防護カバーの基準改正
年が明けて早1ヶ月が経ちました。寒い日が続いており、草刈りシーズンはまだまだ先ですが、シーズンオフの今、あらためて刈払機の安全装備である飛散物防護カバーに・・・
動き出した農作業事故情報の収集、分析体制
農林水産省による秋の農作業安全確認運動が終わりましたが、皆さんは今年も無事に秋の収穫シーズンをお過ごしになったでしょうか。農作業安全確認運動もそうですが・・・
農用運搬車の事故防止に向けて
秋の農作業安全確認運動が農水省により9月、10月の間実施されています。今回の運動では、収穫の時期ということで、コンバインの転落・転倒事故、巻き込まれ事故への・・・
「農機安全eラーニング」完成版を・・・
農作業による死亡事故の原因別では、農業機械作業に伴うものが7割を占めており、機械の安全な使用方法について正しい知識を身につけることは非常に重要となっています。・・・
日韓研究交流セミナーの開催
去る10月27日、「農業機械安全対策のフロンティア」と題して「日韓研究交流セミナー」が開催されましたので、今月はその概要をご紹介します。本セミナーは生研センター(現:革新工学センター)・・・
刈払機等の取扱い業務に係る振動・・・
暑い時期を迎えました。新聞記事を見ていると、今年も既に農作業中の熱中症による死亡事故が複数報道されています。特に高齢の方は注意する必要があるとされており・・・
新緑に、備え新た
かねてよりこのホームページをご愛読下さり、ありがとうございます。4月から特別研究チーム長(安全)に就任しました中村です。このたび、ご縁あって生研センター(現:革新工学センター)で・・・
高齢者の身体機能向上に関する新聞・・・
7月から9月の農作業安全コラムでも高齢化と事故の係わりについて取り上げられましたが、高齢化に対応した安全対策が喫緊の課題となっています。先日の日本農業新聞に・・・
「農業機械の圃場間移動に関する・・・
10月に安全人間工学研究単位で取りまとめました「農業機械の圃場間移動に関する現状調査結果」を刊行致しました。これは、近年経営規模の拡大に伴って圃場間を移動・・・
取扱説明書、読んでいますか?-その2
6月コラムで、農業機械における取扱説明書の重要性と、一方で内容が増えて複雑化する傾向にあり、読みやすいものを作るのは簡単でないことを書きました。これは農業・・・
農作業は安全になったか?
結論から書けば、イエスであり、ノーでもあります。この問題については、農業従事者の年齢階層別に10万人当たり死亡事故数がどう推移してきたかという視点で考えて・・・
農業従事者の高齢化が農作業事故・・・
全国の農作業死亡事故は、農業従事者が減少傾向であるにもかかわらず、年間400件前後の横ばい状態が続いています。これには農業従事者の高齢化(図1)が関係していると・・・
取扱説明書、読んでいますか?-その1
今年度から安全コラムを担当することになりました。どうぞよろしくお願いいたします。3月までは主に乗用トラクターの検査鑑定業務を担当しておりました。このうち安全・・・
トラクタの転倒、転落事故の予防・・・
高齢者の自動車事故原因の上位は、自宅近くにある交差点での一時停止不履行だそうです。乗用型トラクタで一番多い転倒、転落事故も、慣れているはずの農道、圃場など・・・
人体振動勉強会に参加して
先日、独立行政法人労働安全衛生総合研究所で開催された健康障害を誘発する振動に関する「人体振動勉強会」に参加しました。①機械安全・手腕振動規格の国内外の動向・・・
第2回日韓研究交流セミナー開催
先月韓国の農業工学研究所にて、第2回日韓研究交流セミナーが開催され、農業機械の安全について講演や意見交換がなされました。発表数は昨年度の5講演から9講演と・・・
農業機械のユニバーサルデザイン指針発刊
平成17年7月の安全コラムに「トラクタとユニバーサルデザイン」を寄稿しましたが、今年の4月20日に5年間のユニバーサルデザイン研究の成果を、セミナーで発表しました。・・・
人の振り見て我が振り直せ
最近、テレビ等で交通事故を記録する装置として「ドライブレコーダ」というものを見ることがあると思います。これは、機械の前後・左右方向の加速度を検知し、衝突や・・・
日韓研究交流セミナーを開催
先日、生研センター(現:革新工学センター)にて、「日韓研究交流セミナー」が開催されました。今回のセミナーは、「農業機械の安全性に関する研究等の現状」と題して、両国の農業機械安全と・・・
快適農作業ウェアに期待
今年も暑い日が多くなって参りました。そこで、暑さ対策で注目を集めている「空調服」を先日使用してみましたので、感想を述べたいと思います。室内などでは、大変涼しく・・・
特別研究チーム(安全)の設置
この4月から生研センター(現:革新工学センター)に、重要な研究問題に取り組むための所内横断的な組織として、3つの特別研究チーム(ドリフト、ロボット、安全)が設置されました。安全を・・・
機械化現地フォーラム'05に参加して
先月の27日に、機械化現地フォーラム'05に参加致しました。今回のテーマは、「安全、人・地球に優しい農業機械化新技術」と題し、安全・安心に配慮した農業機械について・・・
トラクタとユニバーサルデザイン
自動車、家庭電化製品等で幅広いユーザーが使い易いようユニバーサルデザインに配慮した商品が注目を集めています。また、ユニバーサルデザインの定義は、「あらゆる・・・
自動車技術会の2005年春期大会に参加して
5月末に標記大会に参加する機会を得た。そこでは、人とくるまのテクノロジー展、フォーラムなどが開催された。私が興味を持ったのは、今年度から立ち上げた「農作業の・・・
『改善事例集Ⅳ』好評頒布中
「改善事例集Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」に引き続き、平成17年3月に「改善事例集Ⅳ」を刊行しました。この中には農作業の安全・快適性を向上するために、連棟ハウスビニール卷取機や・・・
地域に対応した安全対策が重要
2004年4月にJICAの短期専門家としてモロッコに行き、農作業安全の調査などを行った。麦・ポテト・畜産が主作目である平坦地域と、麦のほかオリーブ、豆類、果樹も作付・・・