東北農業研究センター

トマト料理は、もっと美味しくなる!

当面の有望品種は?

クッキングトマトの写真日本の加工用品種は、もっぱらジュース向けに改良されてきたため、加工用ならすべて加熱調理適性が高いわけではありません。また加熱調理向けに開発された外国品種が、湿度の高い日本の露地栽培に耐えられるとは限りません。そこで、外国品種を含む23品種について、加熱調理適性のほかに、収量性や耐病性なども検討しました。その結果、野菜・茶業試験場盛岡支場で育成された‘なつのこま’と‘にたきこま’が、当面の有望品種であると判断しました。

そこで当センターでは、これらの品種を中心として、加熱調理向け加工用品種に「クッキングトマト」という愛称を授け、普及に努めています。