品種

東北農業研究センターの品種一覧

カテゴリ 品種の名称 公表日 概要
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
ちほみのり環1号 2022年9月 8日 「ちほみのり環1号」は、寒冷地中部では出穂期および成熟期が"かなり早"に属する粳種である。「コシヒカリ環1 号」由来のカドミウム低吸収性遺伝子osnramp5-2 を保有し、「ちほみのり」と同程度の多収で良食味である。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
萌えみのり環1号 2022年9月 8日 「萌えみのり環1号」は、寒冷地中部では出穂期および成熟期が"中"に属する粳種である。「コシヒカリ環1 号」由来のカドミウム低吸収性遺伝子osnramp5-2 を保有し、「萌えみのり」と同程度の多収で良食味である。
食用作物
ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.)
リョウユウ 2022年7月26日 「リョウユウ」は、ダイズシストセンチュウ、ダイズモザイクウイルスおよびラッカセイわい化ウイルスのいずれにも抵抗性を備えた品種である。子実は白目で大きさは"やや大"で、豆腐などの加工に適している。東北地域における成熟期が"やや早"で、栽培特性は「おおすず」に類似している。
バイオマス作物
ススキ属(Miscanthus Andersson)
オギススキ「MB-2」 2022年3月30日 株の生長が早く、移植本数を従来の1/4程度に減らすことが可能である。また、移植1年目の生育に優れるため、雑草の侵入が少ない特徴がある。
バイオマス作物
ススキ属(Miscanthus Andersson)
オギススキ「MB-1」 2022年3月30日 株の生長が早く、移植本数を従来の1/4程度に減らすことが可能である。また、移植1年目の生育に優れるため、雑草の侵入が少ない特徴がある。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
ふくひびき環1号 2021年8月 5日 「ふくひびき環1号」は、カドミウム低吸収性をもつ東北地域中部向け多収水稲品種です。カドミウム低吸収性遺伝子osnramp5-2を保有する「コシヒカリ」の突然変異系統「lcd-kmt2」(後の「コシヒカリ環1号」)に、東北地域において出穂期および成熟期が"やや早"で多収品種である「ふくひびき」を戻し交配して育成された粳系統です。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
えみのあき環1号 2021年8月 5日 「えみのあき環1号」は、寒冷地中部では出穂期および成熟期が"中"に属する粳種水稲です。「コシヒカリ環1 号」由来のカドミウム低吸収性遺伝子osnramp5-2 を保有し、「えみのあき」、「ひとめぼれ」と同程度の良質良食味です。
飼料作物
オーチャードグラス種(Dactylis glomerata L.)
わせじまん 2021年6月29日 寒地・寒冷地向けのオーチャードグラスの新品種。多収で、WSC(水溶性炭水化物)含量の高い早生品種である。採草利用を主体にして、放牧利用および採草放牧兼用にも利用できる。
野菜
イチゴ属(Fragaria L.)
夏のしずく 2021年3月 4日 四季成り性イチゴ品種で、端境期である夏秋期に収穫できる。寒冷地の夏秋どり栽培において収量が多い。輸送性や日持ち性に関わる果実硬度が高く、また、糖度、酸度ともに高くケーキ等の業務需要に適する。
工芸作物
ナタネ種(Brassica napus L.)
ペノカのしずく 2020年8月 3日 寒地および寒冷地に適したダブルロー系統である。「キザキノナタネ」と比較して草丈が高く、成熟期と収量は同程度である。千粒重および外観品質は「キザキノナタネ」と同程度で、寒雪害抵抗性、菌核病抵抗性も同程度に強い。
工芸作物
ナタネ種(Brassica napus L.)
CRななしきぶ 2020年7月16日 暖地および温暖地向き無エルシン酸系統である。倒伏程度、草丈、成熟期などは「ななしきぶ」とほぼ同じである。ハクサイから導入した根こぶ病抵抗性を備えており、根こぶ病が発生していない圃場では「ななしきぶ」より低収だが、根こぶ病発生圃場では「ななしきぶ」より多収である。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
しふくのみのり 2019年8月30日 農研機構は、東北地域向けに、倒伏しにくく暑さにも強い直播栽培向きの多収良食味水稲品種「しふくのみのり」を育成しました。「ひとめぼれ」並の良食味で、「ひとめぼれ」より標肥直播栽培で約1割、多肥直播栽培で約3割多収となります。また、いもち病に強く、縞葉枯病に抵抗性を持ちます。
野菜
イチゴ属(Fragaria L.)
そよかの 2019年7月 4日 一季成り性のイチゴ品種「そよかの」は寒高冷地の半促成栽培、露地栽培に適しており、多収性で商品果率が高い。うどんこ病レース0に対して抵抗性を有するが、萎黄病に対しては罹病性である。
食用作物
コムギ種(Triticum aestivum L.)
ナンブキラリ 2019年2月26日 岩手県の主力品種である「ナンブコムギ」は育成から相当年数が経過し、他品種と比較した収量の低さが顕著となり、また、縞萎縮病や赤さび病に弱く倒伏しやすい短所を有している。特に縞萎縮病の被害による減収が大きく、生産者からその改善が強く求められている。「ナンブキラリ」は縞萎縮病に強く多収で、製麺適性の高い新品種である。
飼料作物
ペレニアルライグラス種(Lolium perenne L.)
夏ごしペレ 2018年10月25日 ペレニアルライグラス「夏ごしペレ」は、越夏性、収量性に優れ、本州以南の寒冷地(東北地域や中部高標高地帯:年平均気温9~12°C)を対象に、主に放牧用として利用できる。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
たわわっこ 2018年8月14日 寒冷地中部では、出穂期、成熟期とも"かなり早"の粳系統である。岩手県で栽培されている飼料用米品種「つぶみのり」に比較して、耐倒伏性が強く、いもち病に強く、安定多収である。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
ゆみあずさ 2017年10月20日 「ゆみあずさ」は、多収でいもち病に強く耐倒伏性に優れる良食味水稲品種である。「あきたこまち」や「ひとめぼれ」より約1割多収なことから、業務用米としての利用に適する。
食用作物
コムギ種(Triticum aestivum L.)
夏黄金 2017年5月25日 生地の伸張抵抗が強く、製パン適性に優れる硬質小麦。播性が Vのやや早生種、耐雪性は中程度で寒冷地での栽培に適す。「ゆきちから」と比較して収量性は同程度で穂発芽耐性および赤かび病抵抗性は優る。
野菜
ネギ種(Allium fistulosum L.)
TAM-3 2016年9月29日 「TAM-3」は、F1品種「こいわらべ」の花粉親です。 葉が短く、葉鞘の太りが速く、晩抽性を有します。
食用作物
ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.)
黒丸くん 2016年8月31日 東北など寒冷地向けの大粒黒大豆「黒丸くん」は、黒豆煮豆に適した晩生品種である。倒れにくく多収で、一番下のさやが付く位置が高いため、機械化栽培に適している。
食用作物
ソバ種(Fagopyrum esculentum Moench)
夏吉 2016年8月31日 ソバ「夏吉」は春播き栽培において早生で多収であり、そばの官能評価が高いことから、東北地方におけるそばのブランド確立に貢献できる。
飼料作物
イタリアンライグラス亜種(Lolium multiflorum Lam. ssp. italicum (A. Br.) Volkart)
クワトロ-TK5 2016年8月29日 「クワトロ-TK5」は、根雪期間80 日程度までの地域で栽培が可能なイタリアンライグラス四倍体早生品種である。「ワセアオバ」では雪腐病が問題となる地域において10%以上多収である。
工芸作物
ナタネ種(Brassica napus L.)
きらきら銀河 2015年9月29日 エルシン酸を含まずグルコシノレートが低いダブルローなたね「きらきら銀河」は食用油に適し、ミールの多角的利用が可能である。標準品種と比較し、収量性がやや高く収油量も多い、寒冷地向きの品種である。
食用作物
ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.)
はたむすめ 2014年10月 7日 だいず「はたむすめ」は東北地域における成熟期が中生の晩でダイズモザイクウイルスおよびダイズシストセンチュウに強く、しわ粒が少ない白目中粒の多収品種である。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
ちほみのり 2014年9月18日 「ちほみのり」は、東北地域中部では"かなり早"熟期に属する粳種である。耐倒伏性が強く、多収で、いもち病に強く、良質・良食味である。直播栽培においても倒伏は少なく多収である。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
べこげんき 2014年9月18日 「べこげんき」は、東北地域中部では"かなり早生"に属する粳種である。「べこごのみ」より、倒伏に強く、黄熟期乾物重が5~7%大きい。普及見込み地の直播栽培では、食用品種の収穫前に黄熟期収穫が可能で、黄熟期乾物重が大きい。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
ときめきもち 2014年9月18日 「ときめきもち」は、東北地域中部では"中生"に属する糯種である。いもち病圃場抵抗性は、葉いもち、穂いもちともに"強"である。耐倒伏性は強く、精玄米重は「きぬのはだ」並である。搗き餅の食味は良好で、餅硬化速度は「きぬのはだ」より遅い。
工芸作物
ナタネ種(Brassica napus L.)
ななはるか 2014年2月 5日 なたね「ななはるか」は成熟期が早い無エルシン酸系統である。九州南部地域において「ななしきぶ」より成熟期が4日早く、梅雨入り前に収穫可能である。また、圧搾油の食味がやや優れる。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
いわいだわら 2013年10月 8日 「いわいだわら」は、東北地域中部では出穂期が"早生の晩"に属する粳種である。普及予定地において、多収品種「ふくひびき」より粗玄米重が多い。耐倒伏性は"やや強"である。大粒で品質が劣るため、食用品種と識別可能である。
食用作物
ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.)
シュウリュウ 2013年10月 8日 ダイズ「シュウリュウ」は東北地域における成熟期が中生の早でダイズモザイクウイルスと倒伏に強い系統であり、子実は白目大粒で豆腐などの加工に適する。

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