農業機械研究部門

安全評価グループ

安全評価グループが実施する安全性検査には、次の3種類があります。

安全キャブ・フレーム検査

乗用型トラクタによる転倒・転落事故から運転者の命を守るために装備されている「安全キャブ・安全フレーム」の部材の強度や運転席周りの安全空間が確保されているかどうかを検査します。

安全キャブ・フレーム検査(圧壊試験)

安全装備検査

国際規格や労働安全関係法規に照らして、農業機械・装置の危険源に対する防護や安全装置の装備が基準を満たしているかどうかを検査します。検査基準を上回る優れた安全装備を搭載した機械・装置には、☆のマークを付した合格証で段階評価を行い、周知しています。

農用トラクター(乗用型)の装備検査と安全性検査合格証

ロボット・自動化農機検査

人が乗車しないで無人で作業を行うロボット農機は、人が周辺を監視するだけでは十分な安全作業を確保することができません。そのため、ロボット農機には、人や障害物を検知し、事故を未然に防ぐシステムが備わっています。そのシステムが適切に作動するかどうか等の検査を実施しています。一方、人の乗車を要件とした自動化農機は、人や障害物の検知機能はオプション装備となりますが、危険回避時に自動運転から手動運転への円滑な切替機能を有しているかどうか等を検査しています。

ロボット・自動化農機検査(検出体(ISO18497準拠)を用いた人・障害物検出機能の評価)

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