九州沖縄農業研究センター

Soya試算シート

大豆生産者と大豆加工企業の直接取引を支援するツール

(無料!)入手のためのウェブサイト

「Soya試算シート」とは?

本シートは大豆生産者と加工企業の直接取引などを想定した価格決定を支援するツールです。地域名、単収、作付面積の入力と生産者の受領可能な交付金選択により、生産者の交付金込みの粗収入と加工企業の購入価格を同時に表示し取引を円滑に進めることができます。

開発した背景とねらい

豆腐、納豆、煮豆、みそ製造業者など、大豆加工企業は、特徴のある大豆を用いた商品や地域名を冠したブランドを作るため、原料確保を確実にするため、などの理由から生産者と直接取引を行いたいという意向があります。しかし、生産者が大豆を生産するかは、交付金を加えた粗収入額に影響されるのですが、加工企業には大豆生産関連の交付金制度が分かりにくく、価格決定が難しいなど、取引成立へ支障がありました。そこで、九州沖縄農業研究センターが制度への理解を進め、加工企業と生産者が満足しつつ、取引をスムーズにするツールを開発しました。

図1 Soya試算シートによる取引状況の例示

図1 Soya試算シートによる取引状況の例示
※開発中のバージョンのため、現行版の画面とは異なります。

特徴

  • 産地における交付金の種類と金額を自動表示します(図1赤枠内)。
  • 生産者が交付金から受領できる項目を選択すると(図1中央○×等記載部分)、選択に応じて生産者が受け取る交付金額(1kg、60kg、10aあたり)を表示します。さらに、加工企業側が入力した買取り価格(図1右)等を加えれば、生産者の粗収入、所得が判明します(図1下)。

補足

  • 本シートは、産地づくり推進交付金のデータを公開する地域にて利用できます。
  • 本シートは、WindowsXP(SP3)/Vista/7にて動作を確認しています。

お知らせ

Soya試算シートの利用にあたっては、使用者の情報を送信いただく必要があります。

公的研究機関の研究成果であり、活用状況を報告することが求められるためです。
ご協力をお願いします。

入手方法・お問い合わせ

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