九州沖縄農業研究センター

飼料生産グループ

和牛肉の輸出拡大に向けた肉用牛増産を可能にし、また輸出した牛肉が海外市場で競争力を持つためには、子牛生産頭数の増大に合わせて、肥育牛生産コストの削減が求められます。そのためには、繁殖雌牛の子牛生産性の向上を含めて、効率的な肥育牛生産に向けた繁殖・育成・肥育シームレス管理システムの各ステージで求められる良質な自給粗飼料を低コストで安定生産する周年作付け技術が必要不可欠となります。
そこで、飼料生産グループでは、

  • 多収性・耐病性を備えた、粗飼料の低コスト生産を可能とする暖地向け(イタリアンライグラス、エンバク、ソルガム、トウモロコシ等)の品種育成
  • 周年での飼料生産に適した高品質草種や栽培管理技術の導入等により気象リスク等を低減できる新たな作付け体系の開発

等に取り組みます。これらの技術開発により、暖地向け飼料作物の周年作付け生産システムを確立し、肉用牛増産及び肥育牛生産コストの削減に貢献します。

暖地で広く利用されている冬作物のイタリアンライグラス

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