農村工学研究部門

施設工学研究領域

施設工学研究領域は、農業水利施設の材料、構造、基礎地盤、設計・施工、環境評価及び保全管理に係る試験、調査、研究開発を行っています。施設整備グループ、施設保全グループの2つのグループから構成され、農村地域の各種農業水利施設を対象に、基礎研究から現場に活用できる技術開発まで、幅広い課題を担っています。

  • 施設整備グループでは、基幹的な農業水利施設(ダム、ため池、施設周辺の地山など)の安全性の向上を目的として、主に地震や豪雨による破壊を防ぐため、模型実験や数値解析を用いて施設の安全性の評価手法や補強対策方法の開発を行っています。
  • 施設保全グループでは、農業水利施設の長寿命化と生態系に配慮した維持管理を目的に、施設の補修・補強、保全管理に関する技術開発、簡易な機能診断する手法など、ストックマネジメント技術の高度化に関する研究を行っています。

令和3年度からの第5期中期計画の中では、農業水利施設の調査・設計・施工・保全管理の技術のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を進め、農業水利施設の整備・維持管理の生産性を向上させる研究開発を目指します。

パイプラインの漏水を検出する漏水探査装置

領域長

森 充広(もり みつひろ)

所属研究グループ