農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第122号 (2020年7月号)

目次

1)トピックス
2)イベント紹介
3)新技術の紹介
4)ズームイン
5)つれづれなるままに
6)農村の草花
7)研究者の横顔

1)トピックス

■令和2年7月梅雨前線に伴う豪雨災害に対する農研機構 防災会議の開催について

農研機構では、令和2年7月の梅雨前線に伴う九州地方豪雨災害に係る農研機構防災会議を7月7日農村工学研究部門緊急防災対策室において開催しました。

 研究推進部 研究推進室(防災会議事務局)

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■農村工学研究部門研究本館公開展示室の御案内

農村工学研究部門では、本館正面玄関奥の公開展示室において、研究成果の展示を行っています。展示室には最新の研究成果について、パネルによる紹介だけでなく、ほ場水管理システムやカットドレーン、管水路の漏水検知ロボットなどについては模型を展示するとともに映像による紹介も常時行っています。研究成果等のパンフレット等も常備してありますので、農村工学研究部門に来所された際には是非お立ち寄りください。

 農村工学研究部門 見学担当

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2)イベント紹介

■最新の研究成果を2020年度農業農村工学会大会講演会にて発表いたします

来月8月25日から28日まで予定されております、2020年度農業農村工学会大会講演会は「Web形態」での開催に変更されました。今年度は特別に、当部門の職員が発表する日時と会場を読者の皆様にお知らせいたします。

質問や感想を当日のWeb上、または、農研機構問合せフォームを通じてお寄せ下さい。なお、大会講演会プログラムの詳細は農業農村工学会ホームページをご覧下さい。

 研究推進部 研究推進室行政連携調整役 坂田 賢

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3)新技術の紹介

■(プレスリリース)水田の代かき時期を衛星データで広域把握- 高い精度を確認、また、雲があっても補完的に把握可能に -

農研機構は、晴天時に観測された短波長赤外域の衛星データを複数利用して、代かき時期(取水開始時期)を広域的・効率的に把握する手法を開発しました。本手法では、衛星データで各観測日における水田の湛水有無を判別します。その判別精度を検証し、97%と高精度であることを確認しました。また、雲に影響されない合成開口レーダのデータも補完的に利用できるように本手法を改良しました。本手法は、無償の衛星データを利用したもので、用水計画の見直しや利水調整のための農業用水の利用実態調査で活用できます。

 研究推進部 研究推進室渉外チーム長 猪井喜代隆

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4)ズームイン

■NARO RESEARCH PRIZE受賞者支援報告
アメリカ開拓局主催ワークショップ「Modern Methods in Canal Operation and Control」に参加して

2020年2月23日~3月1日、NARO RESEARCH PRIZE 2018受賞の副賞として、アメリカ開拓局が主催するワークショップ「Modern Methods in Canal Operation and Control」 に参加しました。このワークショップは、既存の灌漑水路やプロジェクトにおける水路システムの自動化や遠方監視化、データ収集、制御機器の操作方法などを含む水管理を近代化する方法について学ぶことを目的としています。その内容等について報告します。

 水利工学研究領域 水利システムユニット長 中矢哲郎

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5)つれづれなるままに

■とあるおっさんの四方山話
第26回 ステイホーム中にしていたこと-写真のデジタル化に挑戦

新型コロナウィルス感染防止のためステイホームが呼びかけられ、筆者も自宅に閉じこもる日々が相当続いた。

このステイホーム中の時間を使って、筆者はネタの尽きてきた四方山話の話題探しに、これまで自分が撮影した写真の整理に挑戦してみた。今のところまだ写真の整理が進んでいないので四方山話が語れないのであるが、とりあえずステイホーム中の報告をさせて頂く。

 とあるおっさん

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6)農村の草花

■邪気を払う? 田んぼで最も馴染みのあの草の名の由来は......コナギ

久しぶりの連載再開となります。みなさま、お変わりありませか。まだしばらくはcovid-19(新型コロナウィルス)の感染拡大が懸念されますが、一日でも早く終息することを祈るばかりです。さて、疫病退散に御利益があるとされる妖怪「アマビエ」がちまたで人気を博していますが、実は咳止めの効用や疫病除け? が期待されるような草花が身近にもあることを知っていますか。まず今回は、田んぼの代表的な雑草であるコナギの名が、神木と呼ばれるあの樹木に由来することを紹介しましょう。

 水利工学研究領域 水域環境ユニット上級研究員 嶺田拓也

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7)研究者の横顔

■相原 星哉(あいはら せいや)

今回の研究者の横顔は、今年2年目となる水文水資源ユニットのルーキー相原研究員です。
東京育ちの江戸っ子だそうですが、生き物が大好きで大学の農学部から農業土木の世界に飛び込み、現在は流域の水文特性などの研究に携わっています。
大学で学んだ生態学の知識を生かし、現在の研究分野で素晴らしい成果を上げることを期待しています。

  (他己紹介) 梶原義範

(自己紹介)

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