農業機械研究部門

無人化農作業研究領域

当領域では、(1)野菜のような機械化が十分には進んでいない作目における厳しい労働力不足に対応するため、小型の電動農作業ロボットを開発して生産現場への導入を図ること、(2)天候不良などによる作付け機会逸失や作業遅延を低減するため、農作業を行う際の、気象、土壌、作物の状態、など多様かつ変化する条件下でも安定して作業できる高能率な農作業システムを構築すること、を主な柱として研究開発を行っています。
小型電動ロボットが自律的に作業を行ったり、管理・搬出・収穫等の作業を人間と協調して行ったりすることで、農業者1人当たりの作業可能量を向上させること、また、これまでは農作業が困難だった天候やほ場の条件下でも作業を実行できる機構の開発によって、作業可能日数率を向上させること、を目標としています。
さらに、生産現場ニーズに迅速に対応するための機械開発を民間企業、公設試、生産者等と連携して行っています。

開発中の小型電動プラットフォーム

領域長

深山 大介(みやま だいすけ)

所属研究グループ