仙人穀、紐げいとう
英名: grain amaranth
科名: ヒユ科
学名: Amaranthus hypocondriacus,
種類: 雑穀、擬穀類食用
起源
- 中南米の熱帯高地では歴史の古い栽培植物である。16世紀のメキシコではトウ モロコシ、インゲンマメとならび原住民の重要な主食であった。
作物的特徴
- 穀物として栽培されるのは種皮色の薄いもので、黒色のものは野菜・鑑賞用で 、なかには雑草化するものもある。A. hypocondriacus、A. caudatus、A. cruentusの3種が主要な子実用栽培種である。種子はきわめて小さく、もち、うるち種 がある。生態型により日長反応が異なる。穀類のなかでは蛋白質が高く、アミノ 酸の一つであるリジンの含量は大豆に匹敵する。葉も蛋白含量が高く”熱帯のホ ウレンソウ”といわれる。
用途
- 穀物および、野菜として利用する。子実は粉にしてパン・ケ-キのような食べ 物、あるいは粒のまま粥のようにして食べる。
生産地
- 中南米諸国、インド、ヒマラヤ、ネパ-ルの特定地域。