英名: quinoa
科名: アカザ科
学名: Chenopodium quinoa Willd.
種類: 擬穀類(食用)
起源
- 南米アンデス高原地帯で紀元前から栽培されている。
作物的特徴
- 1年生草本で、草丈は1~1.5m、多くの太い分枝を持つ。茎葉の姿は雑草のア カザに酷似する。晩夏に、各梢上にアカザに似た緑白または紫紅色を帯びた花穂 をつけ、アカザよりも大粒で、径2~3mmの扁平な果実をつける。茎葉・実ともに 、やや紫紅色を帯びるもの、茎葉が緑色で果実が白色のもの、果実が黒味を帯び るものなどある。な葉は披針形または卵形で互生し、夏に花梗を出して紅色の小 花を群生する。葉には藍物質を含み、上位の葉ほどその含量が高い。温暖で降雨 の配分のよい地帯に適する。
用途
- 種子にデンプンを含み、種子を粉にしてパン状にして、または粒のままスープ にして食べる。また、一種のビールを醸造する。
生産地
- ボリビア、ペルー、エクアドルなどで栽培されている。新大陸発見後にインド にも導入され、山間部で僅かに栽培されている。