生姜
英名: Ginger
科名: ショウガ科
学名: Zingiber officinale
種類: 工芸作物(香辛料)
起源
熱帯アジア
作物的特徴
- ショウガは地下に根茎があり、地上には葉だけが出る。葉はまっすぐに立った茎から両側に楕円形の葉を互生したように見えるが、この茎はいわゆる偽茎で、各々の葉の葉柄が折り重なるように巻いたものである。花は根茎から別の茎として出て、地上に鱗片の重なった姿を見せる。花はその間から抜け出て開き、黄色く、唇弁は赤紫に黄色の斑点を持つ。ただし、開花することは少ないため、根茎による栄養繁殖が主である。ショウガの根茎は、ジンゲロールとショウガオールに由来する特有の辛味とジンゲロン、ジンギベレンに由来する独特の香りを持つ。産地により香りが異なり、アフリカ産は樟脳のような匂い、インド産はシトラールの匂いに特色がある。
用途
- 根を酢漬けや香辛料として生食、保存食や生薬として利用する。
生産地
- ショウガの生産はインド、中国、ネパールが盛んであり、その次にナイジェリア、タイと続く。日本では、高知県 、熊本県、宮崎県、千葉県、鹿児島県、和歌山県、長崎県などで生産高が多い。