日時
平成28年12月8日(木曜日) 13時00分~17時30分
場所
名古屋国際センター ホール(名古屋市中村区那古野1-47-1)
主催/後援
農林水産省大臣官房政策課技術政策室・農研機構中央農業研究センター / 全国農業協同組合連合会
参加者数
99名
開催概要
攻めの農林水産業を実現するため、平坦地の水田作においては大規模経営で省力・高能率な生産技術体系を確立し、さらには業務用多収品種を用いて飛躍的に収量を高めることにより生産コストを大幅に削減することが求められています。その一方で、情報通信技術やロボット技術(ICT・RT)等の先端技術の活用により、従来の限界を打破する新たな生産技術への転換も実現可能となってきました。今年度の本フォーラムでは、「水田輪作における省力・低コスト生産とICT・RTの開発・普及への取り組み」をテーマに、これまでの研究成果とその実践事例の紹介を行い、総合討議、また参加者が直接対話できる技術相談会を実施しました(講演会、総合討議、技術相談会の3部構成)。
講演会では、水田輪作における多収・低コスト・省力生産技術体系に関する3題、ICT・RT(情報通信技術・ロボット技術)の実証に関する2題が紹介されました。講演会後の総合討議では全演者が登壇し、各講演で提案した生産技術体系を実際の営農場面で活用していく上での問題点やICT・RTに関連する今後の展開等についてなど、活発な議論、意見・情報交換が行われました。また、技術相談会では、計12題のパネル展示の他、最新情報を含むパンフレット配布等があり、お互いに顔を合わせた活発な意見交換が行われました。
当日、約100名の参加があり、活気あふれるフォーラムとなりました。
この場を借りて、ご参加の皆様並びにご後援いただきました団体の方々に厚く御礼申し上げます。
主な内容
- ア)水田輪作における多収・低コスト・省力生産技術体系
- 1) 多収栽培と高能率作業による低コストな水田輪作体系
- 農研機構中央農業研究センター 生産体系研究領域 大下 泰生
- 2) 湿害回避に有効な技術体系を用いた水田輪作体系
- 三重県農業研究所 農産研究課 川原田 直也
- 3)キャベツの省力・機械化栽培技術
- 滋賀県農業技術振興センター 栽培研究部 北澤 健
- イ)ICT・RT(情報通信技術・ロボット技術)の実証
- 1)トラクタの協調作業システムとスマート農業システムを活用した営農実証
- 株式会社クボタ 機械研究業務部 後藤 義昭
- 2)経済的評価からみた低コスト生産技術とICT・RT 導入のシナリオ
- 農研機構中央農業研究センター 農業経営研究領域 松本 浩一
- ウ)総合討議
- エ)技術相談(パネル展示)


