研究活動報告詳細

平成29年度東海地域マッチングフォーラムを開催しました

情報公開日:2018年2月 7日 (水曜日)

日時

平成29年11月27日(月曜日) 13時00分~17時10分

場所

名古屋国際センター 別棟(名古屋市中村区那古野1-47-1)

主催

農林水産省大臣官房政策課技術政策室・農研機構 中央農業研究センター・農研機構 野菜花き研究部門

後 援

全農、愛知県

参加者数

132名

開催概要

本マッチングフォーラムは、CO2施用を核とした施設環境制御による野菜花き生産技術をテーマとして開催しました。農業者、普及指導機関、研究機関、民間企業等など多くの分野から参加をいただきました。

講演セッションでは、各演題について最新の情報が紹介され、参加者からの活発な質疑応答が行われました。また、講演後、ロビーにおいて8機関によるポスター展示と技術相談が1時間にわたり実施されました。そこでは参加者と担当研究者が直接対面し、活発な情報・意見交換が行われました。

講演者が登壇しての総合討議では、まず、CO2施用施設における湿度、養分、水分等の環境制御の重要性が指摘されました。また、施設内ではCO2施用ムラは発生しにくいものの温度ムラは生じやすく、それがCO2施用の効果を左右することがあるとの指摘がありました。生産者からは、CO2施用濃度の上限など、行ってはいけない条件を示す分かりやすいマニュアルが欲しい等の意見がありました。さらにCO2施用技術の高度化に当たり、環境データとともに、植物側の生育や収量などのデータ収集が重要との問題提起がありました。

アンケートからは、「CO2施用や環境管理の重要性が良くわかった」、「総合討議は生産者の意見も聞けて活発で良かった」などのご意見をいただきました。

この場を借りて、ご参加の皆様並びにご後援いただきました団体の方々に厚く御礼申し上げます。

主な内容

  • 1.講演
  • (1)CO2施用技術の現状と今後: 農研機構 野菜花き研究部門 岩崎泰永
  • (2)CO2施用などの増収技術を利用したトマト栽培: 三重県農業研究所 礒崎真英
  • (3)環境制御と樹形管理でバラを増収: 愛知県農業総合試験場 奥村義秀
                  • トヨタネ株式会社 大月裕介
  • (4)静岡県におけるイチゴの半閉鎖型環境制御: 静岡県農林技術研究所 井狩 徹
                      • 静岡県(生産者) 水野 徹
  • 2.ポスター展示・技術相談
  • 3.総合討議     座長     農研機構 野菜花き研究部門 岡田邦彦

    講演の様子

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    パネル展示・技術相談
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    総合討議
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