花き研究所

キク電照栽培用 光源選定・導入のてびき

担当者名:住友 克彦・久松 完

概要

キク生産においては、開花期を調節する電照栽培が盛んです。これまで電照用光源には、白熱電球が主に使用されてきました。

最 近、「省エネ」「節電」「二酸化炭素排出量削減」を求める社会情勢や、新しい光源を比較的低価格で購入できるようになったことから、白熱電球と比較して光 変換効率が高く長寿命である蛍光灯や発光ダイオード(LED)等の導入が進んでいます。これらの光源は、電照にかかる電気代削減など農業経営上のメリット が大きい一方で、波長特性や光の強さ、光の広がり方が白熱電球とは異なります。また、照明器具の構造の違いによる問題点も指摘され、導入に対する不安の声 が聞かれ始めました。

そこで、キク生産用に使用する光源(照明器具)に関する必要な情報を広く関係者に伝え、今後の白熱電球代替光源普及等に活用することを目的に「キク電照栽培用 光源選定・導入のてびき」を作成しました。

本てびきが電照ギク生産者、農業指導者、光源製造・販売メーカーの方々の参考となることを期待しています。

 

※本てびきは、農林水産省委託プロジェクト「国産農産物の革新的低コスト実現プロジェクト」の一環として作成されました。

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