品種詳細
エムエスティワン
トールフェスク「エムエスティワン」は、花粉を飛散させないため花粉症を引き起こさない品種として、「道路法面保護・緑化」・「公園緑地」などでの利用が期待される。
本品種は、イタリアンライグラスの品種「ワセアオバ」にトールフェスクを連続戻し交雑して、種子収量で選抜を行ってきた系統である。戻し交雑5世代目よりナンリョウを花粉親として用いて採種を行っており、戻し交雑10世代目を原原種として利用する。
主要特性
- この品種は、通常の品種と異なり、全く花粉を飛散させない。
- 花粉を出さないトールフェスク(エムエスティワン育成過程の個体)に他品種の花粉がかかっても、その後代は全て花粉を飛散させない。そのため、この品種に種子ができても、こぼれ種による花粉飛散の心配はないと思われる。
- この品種は、花粉稔性以外の主要形質の大部分は、既存トールフェスク品種の変異に含まれる。しかしながら、この品種の主要形質は、花粉親である「ナンリョウ」の主要形質とは異なる。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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17355 (2004年8月23日) |
2005年6月23日 | 14547 (2006年12月14日) |
25年 (満了日:2031年12月14日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
- | MST1 |