リポキシゲナーゼ欠失大豆種『エルスター』の事業への投資勧誘にご注意下さい

情報公開日:2011年7月

最近、農研機構が育成したリポキシゲナーゼ欠失大豆種『エルスター』の外国での事業に対する投資の勧誘について、頻繁に情報提供を受けています。

内容は、「アメリカでの『エルスター』の事業展開への投資を打診されている」「アメリカ産『エルスター』の独占販売権を持つと主張する会社の社債購入を勧められた」等です。

『エルスター』は農研機構が育成者権を有している品種であり、国内での栽培を広く許諾している一方、現在、外国での栽培は許諾していませんし、独占販売を許可している事実はございません。また、アメリカで『エルスター』が生産されているという事実は一切確認されておらず、万一生産されているとすれば、農研機構の権利を侵害する違法行為です。

架空の事業に対する投資情報には十分ご注意下さい。

なお、農研機構は、自らが育成した品種の権利を守るため、違法な生産に対しては断固たる処置を取る必要があると考えております。

外国での違法な生産を防止するため、情報提供等のご協力をお願いいたします。

外国で『エルスター』が違法に生産されているという情報をご存知でしたら、下記の連絡先までご連絡下さい。

農研機構は『エルスター』の他にも、『すずさやか』等のリポキシゲナーゼ欠失大豆品種を育成してまいりました。これらの品種は青臭みがなく、豆乳等の加工用にご好評をいただいています。ご利用の際は、国内産のこれらの品種をご利用下さい。

(2022年12月 更新)