品種詳細
ミズホチカラ
玄米が多収の飼料米・米粉用品種
短稈で倒伏に非常に強く直播等の低コスト生産が可能です。これまでの試験では800kg/10aから場合によっては1000kg/10aの多収事例もあります。飼料米として利用出来るほか、米粉の加工適性やパン等の製品品質も優れ米粉用米に適します。
主要特性
- 出穂期は「ヒノヒカリ」より1週間ほど晩生で、登熟期間が長く成熟期は極晩生です。
- 短稈で茎が強く倒れにくいため、台風の多い九州に適しています。
- 穂にとても多くのもみを付け、通常の食用品種よりも平均で2割も多くのお米が収穫できます。10aあたり800~900kg以上もの玄米が収穫できた例も多く、安定してたくさんとれる特性が実証されています。.
- いもち病には真性抵抗性を持ちますが、白葉枯病、縞葉枯病に弱いためこれら病害の常発地には適しません。
- 除草剤成分のベンゾビシクロン、テフリルトリオン、メソトリオンに感受性のため、これら成分を含む除草剤は使用できません。
- 熊本県で主として米粉用に、福岡県などでは飼料米用に作付けされています。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
---|---|---|---|
23525 (2009年3月 4日) |
2009年5月28日 | 20746 (2011年3月22日) |
25年 (満了日:2036年3月22日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
奥羽326号/86SH283長 | 西海203号 |