品種詳細
朝つゆ
「朝つゆ」は寒冷地南部では晩生の早に属する粳種で、多収の低アミロース水稲品種である。炊飯米は粘りが強く、冷めても硬くなりにくいため、食味改善のための混米や弁当への利用が期待される。また、無菌包装米飯加工適性、団子加工適性、米菓加工適性は高く、アルファ化米粉への加工適性も高いことから加工食品としての利用が期待される。
主要特性
- 「朝つゆ」は、多収の低アミロ-ス品種の育成を目的として、晩生の多収系統「北陸127号」を母とし、低アミロ-ス系統「道北43号」を父とする人口交配から育成された品種である。
- 出穂期および成熟期は「日本晴」より早く、「ソフト158」より遅い育成地では晩生の晩である。耐倒伏性は「日本晴」、「ソフト158」並のやや強である。 収量性は「日本晴」、「ソフト158」より明らかに多収である。
- 玄米は白濁し、アミロース含量は8%程度で、炊飯米は粘りが強く、冷めても硬くなりにくい。
- いもち病真性抵抗性遺伝子型はPia と推定され、圃場抵抗性は葉いもち、穂いもちともに「日本晴」並の中である。縞葉枯病には罹病性である。穂発芽性は「日本晴」並のやや易である
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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13715 (2001年8月10日) |
2002年2月13日 | 12180 (2004年8月18日) |
20年 (満了日:2024年8月18日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
北陸127号×道北43号 |