品種詳細
いただき
「いただき」は寒冷地南部では晩生の早に属する粳種で、やや短稈で耐倒伏性が強く、穂発芽性が難であり、「コシヒカリ」並の極良食味品種で、直播栽培にも適する。
主要特性
- 「いただき」は、耐倒伏、穂発芽性等複数の抵抗性・耐性を持つ極良食味品種の育成を目的として収4885(後の「どんとこい」)を母とし、収4695を父として交配した後代から育成され品種である。
- 出穂期および成熟期は「日本晴」よりやや早く、「アキニシキ」並で、育成地では晩生の早に属する。「日本晴」に比べ稈長はやや短く、耐倒伏性は強で、収量性は「日本晴」に優る多収である。
- 玄米は「日本晴」よりやや大きく、外観品質は「日本晴」よりやや劣り、食味は「日本晴」に優り、「コシヒカリ」並の極良食味である。
- いもち病抵抗性遺伝子型はPiiと推定され、葉いもち圃場抵抗性はやや強、穂いもち圃場抵抗性は中、白葉枯病圃場抵抗性は中、穂発芽性は難である。
- 直播栽培において「どんとこい」並に苗立ちが良好で、倒伏が少なく、「どんとこい」 並の収量が得られる。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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12594 (2000年6月26日) |
2000年12月22日 | 11087 (2003年3月17日) |
20年 (満了日:2023年3月17日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||