品種詳細

あわみのり

「あわみのり」は寒冷地南部では、晩生の早に属する粳種で、外観品質に優れ、「コシヒカリ」並の極良食味品種である。

主要特性

  • 「あわみのり」は、晩生、極良食味品種の育成を目的として「北陸132号」を母とし、「北陸122号」(後の「キヌヒカリ」)を父として交配した後代から育成された品種である。
  • 出穂期及び成熟期は「日本晴」よりやや早く、「アキニシキ」並で、育成地では「晩生の早」に属する。耐倒伏性は「やや強」で、収量性は「日本晴」にやや優る。
  • 玄米は「日本晴」よりやや小さく、外観品質は「日本晴」並に良好で、食味は「日本晴」に優り、コシヒカリ」並である。
  • いもち病抵抗性遺伝子型はPi-a、Pi-iと推定され、葉いもち圃場抵抗性、穂いもち圃場抵抗性はともに「中」である。白葉枯病圃場抵抗性は「やや強」、穂発芽性は「やや易」である。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
10861
(1998年4月15日)
1999年3月18日 9788
(2002年3月 1日)
20年
(満了日:2022年3月 1日)
交配組み合わせ 旧系統名
北陸132号×北陸122号 北陸159号