品種詳細

おきにいり

水稲「おきにいり」は中長稈の中間型品種で、東北中南部では中生に属する粳種である。本品種は極良食味でいもち病抵抗生が強く、耐冷性、耐倒伏性、白葉枯病抵抗性も強い。千粒重はやや大きく多収である。

主要特性

  1. 「おきにいり」は「中部47号」/「奥羽313号」の組合せから育成された、中長稈の中間型品種で、育成地では中生の晩に属する粳種である。
  2. 耐冷性は強で、耐倒伏性も強である。穂発芽性はやや難である。
  3. いもち病真性抵抗性遺伝子Pa-aPa-i をもつと推定され、圃場抵抗性は葉いもちがやや強、穂いもちは強である。白葉枯病抵抗性もやや強である。
  4. 千粒重がやや大きいが、玄米品質は「ササニシキ」並の上下、食味は「あきたこまち」並の極良 (上中) である。収量性は高く、多肥でとくに多収である。
  5. 本品種の特徴は、いもち病圃場抵抗性と良食味性が結びついていることと、いもち病以外にも冷害、倒伏、白葉枯病等種々の障害に強いことである。

栽培適地

栽培適地は東北地域中南部

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
8736
(1996年4月10日)
1999年3月12日 7812
(2000年3月29日)
20年
(満了日:2020年3月29日)
交配組み合わせ 旧系統名
中部47号 x 奥羽313号 奥羽346号