品種詳細
たちあやか
「たちあやか」は「たちすずか」と比較し出穂期が2週間程度早い「中生の早」であり、熟期の近い「ホシアオバ」と比較し牛に消化されやすい茎葉の割合が高く、糖含有率が高いため、稲発酵粗飼料専用の稲品種として適する。
主要特性
「たちあやか」は「ホシアオバ」「たちすずか」と比較して、次の特性を示す。
- 「たちあやか」は「中国146号」(後の「ホシアオバ」)と「極短穂(00個選11)」との雑種第一代に「ホシアオバ」を二回戻し交配した後代に由来する粳種である。
- 早晩性は出穂期が「ホシアオバ」より3日程度遅く、「たちすずか」より16日程度早い"中生の早"である。
- 耐倒伏性は「ホシアオバ」より明らかに強く「たちすずか」並の"極強"である。また湛水直播での苗立ちは「ホシアオバ」「たちすずか」並であり、湛水直播栽培が可能である。
- 地際刈りでの全乾物重は「ホシアオバ」「たちすずか」よりやや少ない
- 「ホシアオバ」より籾が大幅に少なく、もみわら比は「たちすずか」並である。
- サイレージ発酵に必要な糖の含有率が「ホシアオバ」より高く、「たちすずか」並である。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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26866 (2012年3月28日) |
2012年6月19日 | 23275 (2014年3月12日) |
25年 (満了日:2039年3月12日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
ホシアオバ×((中国146号×極短穂(00個選11))×ホシアオバ) | 中国飼205号 |