品種詳細
おおすず
「おおすず」は「リュウホウ」と成熟期が同程度であり中生の早に属する。収量は同程度で百粒重は大きく、「リュウホウ」に比べ主茎長が短く、耐倒伏性が強い。また、茎水分が抜けやすいため、成熟期後速やかに機械収穫が可能である。
主要特性
- おおすずは、「リュウホウ」と比較すると開花期は1~2日早く、成熟期は同程度で、中生の早に属する。晩播における収量・百粒重の低下が少なく、「リュウホウ」並に晩播適性が高い。また、標播・晩播とも莢数はやや少ないが、百粒重が大きく、収量は同程度である。
- 「リュウホウ」と比較して、おおすずは主茎長が短く、晩播栽培においても倒伏はみられず、耐倒伏性は強い。
- 現地調査における比内町・能代市・太田町での、おおすずの子実重はリュウホウ並に多く、百粒重は「リュウホウ」よりも大きい。
- おおすずは「リュウホウ」より成熟期後の茎水分の低下が早く、成熟期から8日後頃には茎水分が50%以下となり、コンバイン収穫が可能となる。
- おおすずは成熟期から22日後頃には、腐敗などの変質粒の割合が高くなり、品質の低下が著しい。したがって、刈り遅れによる品質の低下を防ぐため、成熟期後14日頃までには収穫する。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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10829 (1998年4月 3日) |
1999年3月18日 | 9795 (2002年3月 1日) |
20年 (満了日:2022年3月 1日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
刈交296F6 x 刈系237号 | 東北112号 |