品種詳細
Na71
サイレージ用トウモロコシの一代雑種親自殖系統「Na71」(エヌエイナナジュウイチ)は中生の晩のデント種で、組合せ能力に優れる。
主要特性
「Na71」はデント種自殖系統間の交配組合せ「Na7×Na23」を母材とし、病害抵抗性、耐倒伏性、雌穂特性などについての選抜と自殖により育成した自殖系統である。
- 早晩性は「中生の晩」に属する。
- ごま葉枯病抵抗性は「強」、すす紋病抵抗性は「強」、紋枯病抵抗性は「中」、黒穂病抵抗性は「強」である。
- 採種量は並みで、本系統を種子親として用いる一代雑種は雌雄畦比3:1で、30kg/a程度の採種量が見込める。花粉の飛散程度は「やや良」である。
- 稈長は「やや長」、着雌穂高は「やや高」、稈径は「中」、草型は「セミアップライト型」である。雌穂は「円筒型」で、粒列数は平均14.1列、粒は「中~くさび型」である。
- 本系統を片親とする単交雑F1組合せの平均乾物収量は、同熟期の普及品種に近い水準にあり、組合せ能力は高い。本系統を種子親に用いて育成された単交雑F1系統「長交C980号」は、普及品種「KD777」よりやや早い熟期で、「KD777」と比較して乾物収量が高く、耐倒伏性およびごま葉枯病抵抗性は十分な水準にある。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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24848 (2010年4月30日) |
2010年7月21日 | 22461 (2013年3月14日) |
25年 (満了日:2038年3月14日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
- | Na71 |