品種詳細
Ho108
サイレージ用トウモロコシの親自殖系統「Ho108」(エイチオーヒャクハチ)は、晩生のデント種で、耐倒伏性とすす紋病抵抗性が比較的強く、組合せ能力が高く、採種性にきわめて優れる。一代雑種品種の親系統として利用できる。
主要特性
- デント種自殖系統間の交配組合せ(Ho52/Mi29)/Ho52を母材とし、病害抵抗性、耐倒伏性、雌穂特性などにより選抜、育成した自殖系統である。
- 早晩性は"晩生"に属する。
- 初期生育は"良"、稈長および着雌穂高は高く、稈径はやや太い。雄穂長は約30cmと平均的で、枝梗数は約9とやや少ない。雌穂は粒列数が平均16.5列で、先端円錐型である。子実は黄褐色でくさび形である。
- 採種性は、放任受粉下での採種量が実収量で87.7kg/a、F1採種栽培での種子親としての利用を想定した雌雄畦比3 : 1換算で65.8kg/aときわめて高い。花粉飛散程度は"良"である。
- すす紋病抵抗性は"やや強"、ごま葉枯病抵抗性は"強"である。黒穂病抵抗性は"やや強"、耐倒伏性は"やや強"である。
- 本系統を片親とする単交雑F1組合せの平均乾物収量は、フリント種との組合せでは同熟期の普及品種とほぼ同じ水準にあり、組合せ能力は高い。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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26183 (2011年8月 1日) |
2011年11月21日 | 22569 (2013年4月18日) |
25年 (満了日:2038年4月18日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
Ho52 / Mi29 | Ho108 |