品種詳細
Ho112
サイレージ用トウモロコシの親自殖系統「Ho112」(エイチオーヒャクジュウニ)は、中生のデント種で、すす紋病抵抗性が強く、組合せ能力が高く、採種性に優れる。一代雑種品種の親系統として利用できる。
主要特性
- DK405/(Ho72/Ho40)を母材とし、病害抵抗性、耐倒伏性、雌穂特性などにより選抜、育成した自殖系統である。
- 早晩性は"中生"に属する。
- 初期生育は"良"~"極良"、稈長および着雌穂高はやや高く、稈径は太い。雄穂長は約26cmとやや短く、枝梗数は約11と平均的である。雌穂は粒列数が平均15.0列で、先端円錐型である。子実は黄橙色で方形である。
- 採種性は、放任受粉下での採種量が実収量で64.4kg/a、F1採種栽培での種子親としての利用を想定した雌雄畦比3 : 1換算で48.3kg/aと高い。花粉飛散程度は"中"である。
- すす紋病抵抗性は"極強"、ごま葉枯病抵抗性は"中"である。黒穂病抵抗性は"やや弱"で、耐倒伏性は"やや強"である。
- 本系統を片親とする単交雑F1組合せの平均乾物収量は、同熟期の普及品種に近い水準にあり、組合せ能力は高い。本系統を種子親に用いて育成された単交雑F1系統「きよら(北交70号)」は、普及品種「ブリザック」並の熟期で、「ブリザック」と比較して乾物収量は同程度で、すす紋病抵抗性と初期生育に優れる。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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26255 (2011年8月30日) |
2011年11月21日 | 23011 (2014年2月12日) |
25年 (満了日:2039年2月12日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
DK405 / Ho72 × Ho40 | Ho112 |