刊行物

新興国・途上国での畜産物の消費拡大に加え、昨今の歴史的な円安等の要因により輸入飼料価格の高騰が続いており、国産濃厚飼料の生産拡大と安定供給に向けた取り組みの重要性が改めて見直されています。本書は、公設試や大学などの関係機関と連携して、第1版発行後に得られた新たな知見を加えて全面改定したものです。地域や作型に合わせた高能力品種、令和5年に適用拡大された殺虫剤とドローンを組み合わせた虫害対策、家畜糞堆肥で化学肥料を30%以上代替する肥培管理など、最新の研究成果を可能な限り盛り込みました。また、研修会や講習会等でのテキストとして、必要な分野へのガイダンスとしても利用いただけるように、子実トウモロコシの生産から利用に至る一連の技術情報を体系的に取りまとめました。