中央農業研究センター

営農システム評価グループ

当研究グループでは、(1)生産性の高い、高収益な水田作経営の成立条件を探るという視点から、農研機構で開発された新技術の経済的効果を評価するとともに、(2)大規模水田作経営の成立を促進するための農地の面積集積と地域内の利害関係者との関係構築についての研究を行っています。
このうち技術開発に関しては、中央農業研究センターの生産体系研究領域と連携し、大規模水田輪作技術を導入した100ha規模の経営における収益向上効果の解明や、機械除草機を用いた有機栽培米の生産・販売システムの評価などを行っています。 また、農地の面的集積と地域内の利害関係者との関係構築に関しては、地域における農地集積の進め方とポイントを紹介したパンフレット「農地の面的集積に向けて」を作成するとともに、集落営農の設立と管理に関する研究成果を発信しています。
なお、当グループでは、以上のような研究に関連して、集落営農に関する日韓共同調査やアメリカやドイツの稲作経営・小麦作経営との比較分析も行っており、わが国の水田作経営の国際競争力強化のための条件についても研究を始めているところです。

新技術の現地試験の様子 その1新技術の現地試験の様子 その2
新技術の現地試験には大勢の見学者が集まりますが、時には失敗することもあります。

販売現場の様子 その1販売現場の様子 その2
新技術の販売視点からの評価も大切です。また、国際比較研究にも着手しています。

メンバー

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