目次
1)トピックス
- ■2024年度農業農村工学会賞を職員が受賞しました
- ■最新の研究成果をPAWEES 2024 INTERNATIONAL CONFERENCEにて発表します
- ■最新の研究成果を第79回 農業農村工学会中国四国支部講演会にて発表します
2)イベント情報
3)新技術の紹介
- ■(プレスリリース)カンボジアで水田メタン排出削減プロジェクトが始動
-アジアモンスーン地域への展開、国際ルールメイキングに挑む- - ■知的財産情報(67)「暗渠管敷設装置」が登録されました
- ■知的財産情報(68)「水中作業具及び水中作業システム」が登録されました
4)農村工学研究部門の動き
5)見学だより
6)農業水利施設の魅力を知ってほしい
7)研究者の横顔
1)トピックス
■2024年度農業農村工学会賞を職員が受賞しました
20234度農業農村工学会賞の当研究部門の受賞者は以下のとおりとなりました。
(受賞者名は農村工学研究部門の研究員および元研究員のみ記載)
【研究奨励賞】
「地球化学的手法による地下水資源開発を中心とした一連の研究」
水利工学研究領域 流域管理グループ 吉本周平
【優秀報文賞】
「地域未利用資源を活用した燃料ブリケットの改良と普及方法」
資源利用研究領域 地域資源利用・管理グループ 木村健一郎
【優秀技術賞】
「画像解析を用いたゲート開度監視システムの実用化に向けて」
水利工学研究領域 水利制御グループ 中田 達・島崎昌彦・福重雄大・吉瀬弘人・吉永育生
【優秀技術リポート賞】
「透水性改良体を用いたため池堤体の安定化工法の開発」
施設工学研究領域 施設整備グループ 泉 明良
研究推進部研究推進室
(関連URL)
■最新の研究成果をPAWEES 2024 INTERNATIONAL CONFERENCEにて発表します
10月23日から25日まで、台湾 台中市で開催される「PAWEES 2024 INTERNATIONAL CONFERENCE」にて当部門の研究者が成果を発表します。
詳細につきましてはPAWEES 2024 INTERNATIONAL CONFERENCEのウェブサイトをご覧ください。
(関連URL)
■最新の研究成果を第79回 農業農村工学会中国四国支部講演会にて発表を予定します
10月16日から17日まで、とりぎん文化会館で開催される「第79回 農業農村工学会中国四国支部講演会」にて当部門の研究者が成果を発表します。
詳細につきましては 農業農村工学会中国四国支部のウェブサイトをご覧ください。
(関連URL)
2)イベント情報
■「令和6年度 実用新技術講習会及び技術相談会」を開催
-農業農村整備に関する新技術を専門の研究者が紹介します-
2024年11月1日(金)13:30~17:00に、東京大学弥生講堂(一条ホール)にて、「令和6年度 実用新技術講習会及び技術相談会」(後援:農林水産省)を開催します。
主なプログラムは、農村振興局整備部による情勢報告「ため池の管理保全施策に関する最新の情勢について」、農工研から技術報告として、(1)「ため池の事前放流を支援する『ため池水位管理情報システム』」、(2)「建設材料の耐摩耗性を相対評価できるサンドブラスト装置」、(3)「水路の摩耗調査を省力化する型取りゲージ画像の解析プログラム」、(4)「3Dカメラと画像解析を用いた水門開度および水位の遠隔監視システム」、(5)「メタン発酵消化液を土中に安定的に施用でき低コストで導入できるスラリーインジェクター」を予定しています。
また、最近開発した新技術(12件)と上記の技術報告5件を担当研究者がポスターセッション(直接対話)方式でご紹介します。
農業農村整備関係の皆様におかれましては、新技術のご案内とともに現場課題の解消に向けて情報交換して頂く絶好の機会です。国や地方公共団体、土地改良関係団体、民間企業(建設会社、設計コンサルタント等)及び農業者、教育関係者など皆様ふるってのご参加をお待ちしております。
申し込み方法などの詳細は、以下のURLをご参照ください。
技術移転部 移転推進室長 田中繁世
(関連URL)
3)新技術の紹介
■(プレスリリース)カンボジアで水田メタン排出削減プロジェクトが始動
-アジアモンスーン地域への展開、国際ルールメイキングに挑む-
国際農研は、令和6年9月26日(木)、カンボジア王国の首都プノンペン市にて、SATREPSの枠組みによる「水田メタン排出削減プロジェクト」の発足記念式典を開催しました。
農研機構も共同研究機関の一員として発足式典に参加しました。
研究推進部 研究推進室 中司朋宏
(関連URL)
■知的財産情報(67)「暗渠管敷設装置」が登録されました
株式会社パディ研究所と農研機構が出願した以下の発明が、登録されました。
興味のある方は、独立行政法人INPITが運営する「特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)」からご覧ください。
- 【特許番号】特許第7545677号
- 【登録日】令和6年8月28日(2024.8.28)
- 【発明の名称】暗渠管敷設装置
研究推進部 研究推進室渉外チーム 主査 中司朋宏
(関連URL)
■知的財産情報(68)「水中作業具及び水中作業システム」が登録されました
農研機構が出願した以下の発明が、登録されました。
興味のある方は、独立行政法人INPITが運営する「特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)」からご覧ください。
- 【特許番号】特許第7545759号
- 【登録日】令和6年8月28日(2024.8.28)
- 【発明の名称】水中作業具及び水中作業システム
研究推進部 研究推進室渉外チーム 主査 中司朋宏
(関連URL)
4)農村工学研究部門の動き
■インターンシップ制度を活用した大学生の実務体験
農研機構では、最先端の研究開発スキルや考え方および取り組み方の体験を目的として、学生を対象としたインターンシップを実施しています。7月22日~8月9日にかけて2名が農村工学研究部門を訪れ、実務体験をしました。
研究推進部 研究推進室
(関連資料)
5)見学だより
■埼玉県滑川町の皆さんが訪問されました
9月18日、埼玉県比企郡滑川町産業振興課と埼玉県東松山農林振興センターの皆さん、5名が当部門を訪問されました。
今回の訪問は、ため池が多い滑川町において、ため池の改修に関する技術的な課題、ため池に関する農工研の研究成果について、直接研究者と意見交換するためです。
研究推進部 研究推進室
(関連資料)
6)農業水利施設の魅力を知ってほしい
■奥州藤原氏の栄華を支えたであろう照井堰用水
かつて岩手県平泉を中心とした東北地方は、現在に残る中尊寺金色堂や毛越寺をはじめとした寺の整備に貢献した奥州藤原氏が支配していた。今回取り上げる照井堰用水は3代目の藤原秀衡の家臣、照井太郎高春が、835年前(1189年)に当時の五串村、猪岡村の磐井川両岸に穴堰を開削したのが起源とされる。照井堰用水は、水路沿いへのアクセスが困難な箇所も散在していたので、要所要所を紹介しようと思う。
農地基盤情報研究領域 地域防災グループ上級研究員 廣瀬裕一
(関連資料)
7)研究者の横顔
■宮本 輝仁(みやもと てるひと)
今回「研究者の横顔」でご紹介する方は、農地基盤情報研究領域 農地整備グループ 宮本輝仁グループ長です。
宮本グループ長は、土壌物理学の専門家で、特に電磁波による土壌水分の計測では高度な技術と国際的な研究成果があります。専門を活かして、バイオマスの有効利用、畑地かんがい計画、スマート農業など幅広く重要なプロジェクトを牽引しています。
新人のころから今にいたるまで、変わらずに声をかけてくれサポートしてくれる、優しく朗らかな人柄で、どんな難しい状況も落ち着いて対処する頼れるリーダーです。
(他己紹介) 中矢哲郎
(自己紹介)
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【編集発行】
〒305-8609 茨城県つくば市観音台2-1-6
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門
研究推進部 研究推進室 渉外チーム