品種詳細
ふくあかり
小麦新品種「ふくあかり」は早生で穂発芽に強い。やや低アミロース含量であるため、日本麺の食感が優れる。福島県で奨励品種に採用予定である。
主要特性
小麦「ふくあかり」は1997年度(1998年(平成10年)5月)、農業研究センターにおいて、早生・良質を育種目標として、「谷系RA4215」を 母、「関東119号」(後の「あやひかり」)を父として人工交配(関交2294)を行い、以後、集団育種法により選抜・固定をはかってきたものである。 2009年度における世代は雑種第13代(F13)である。
「農林61号」と比較して次のような特徴がある。
- 播性程度はI~IIで、出穂期、成熟期ともに4日早い。
- 褐ぷで稈長は短く、穂長はやや長い。穂数はやや少なく、耐倒伏性は優れる。
- 収量性は高く、容積重は同程度で、千粒重はやや小さい。
- 縞萎縮病とうどんこ病にはやや強く、赤かび病にはやや弱い。
- 日本麺(ゆで麺)の色は同程度だが、アミロース含量はやや低く、日本麺(ゆで麺)の粘弾性が優れ、総合評点は優る。
「アブクマワセ」と比較して次のような特徴がある。
- 出穂期は6日遅いが、成熟期は同じである。
- 穂発芽性が"難"で優れる。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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25434 (2010年12月 8日) |
2011年3月 8日 | 23008 (2014年2月12日) |
25年 (満了日:2039年2月12日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
谷系RA4215/関東119号(あやひかり) | 関東135号 |