品種詳細
すずさやか
だいず「すずさやか」は、「スズユタカ」と同じ成熟期の“中の晩”に属し、ダイズモザイク病抵抗性及びダイズシストセンチュウ抵抗性はともに“強”で、青臭みの原因となる子実中の全リポキシゲナーゼアイソザイムが全て欠失しており、東北地方の栽培に適する。
主要特性
ダイズモザイクウイルス抵抗性、ダイズシストセンチュウ抵抗性で安定多収、良質の「スズユタカ」を母に、子実中の全リポキシゲナーゼが欠失した「九交355F2(γ)-M4」を父として、農業研究センター (現作物研究所) において人工交配を行い、以後、東北農業試験場 (現東北農業研究センター) において、選抜・固定を図り、育成した。
- 大豆子実中のリポキシゲナーゼの3つのアイソザイム (L-1,L-2,L-3) が欠失しており、本系統から製造した豆乳や豆腐の青臭みが少なく、官能評価が良好である。また、粗蛋白質含有率は「スズユタカ」とほぼ同等で、豆腐加工適性は良好である。
- 粒の大きさは“中”、臍色は“黄”、種皮色は“黄白”、裂皮の難易は“中”、外観品質は“中の上”でいずれも「スズユタカ」と同じである。
- 成熟期は「スズユタカ」とほぼ同じで“中の晩”に属し、栽培適地は東北中南部である。
- 子実収量、裂莢の難易、最下着莢節位高及び倒伏抵抗性は、いずれも「スズユタカ」とほぼ同じである。
- ダイズモザイク病抵抗性 (A、B、C、Dの各系統に抵抗性) とダイズシストセンチュウ抵抗性が“強”である。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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15927 (2003年8月11日) |
2004年2月 3日 | 14042 (2006年3月20日) |
25年 (満了日:2031年3月20日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
スズユタカ x 九交355F2(γ)-M4 | 東北135号 |