品種詳細
シンジュボシ
大麦「シンジュボシ」は、早生で、千粒重が大きく、外観品質が優れる。精麦白度と炊飯白度はともに安定して高く、加工適性が高い。また、精麦のポリフェノール含量が低く、炊飯後の褐変が少ない。宮城県で奨励品種に採用。
主要特性
大麦「シンジュボシ」は、早生・多収、耐寒雪性、良質を育種目標に、1991年度に東北農業試験場 (現 東北農業研究センター) において、渦性、早生・短強稈で炊飯白度の高い「東北皮30号」を母とし、並性で極早生・短強稈の「シュンライ」を父として人工交配を行い、以降集団選抜法で選抜・固定を図ってきたものである。2001年度の世代は雑種第10代である。
「ミノリムギ」に比較して以下のような特徴を持つ。
- 播性はIVで、出穂期で3日、成熟期で2日程度早い早生の晩である。
- 稈長は同程度で、穂長はやや短く、穂数は少ない。
- 耐寒雪性、耐倒伏性は同程度のやや強で、耐凍上性は同程度の強である。穂発芽性はやや難で強い。
- 小さび病、うどんこ病、赤かび病は中で同程度である。
- 千粒重は大きく、リットル重はやや多い。外観品質は優れる。
- 搗精時間はやや短く、搗精白度は高い。
- ポリフェノール含量はやや低く、炊飯白度は高い。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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15257 (2002年12月 3日) |
2003年9月 8日 | 13528 (2005年12月 7日) |
25年 (満了日:2030年12月 7日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
東北皮30号 x シュンライ | 東北皮34号 |