仕事を知る

職員インタビュー

一般職員

企画戦略本部経営企画部 外部資金課
(2017年度 採用)

外部資金に関する事務~研究をバックアップ~

これが私の仕事!

農研機構はわが国最大の農業に関する研究機関です。研究の遂行にあたっては、備品や試薬の購入費用、出張旅費、人件費(賃金)など、資金が不可欠です。そこで、国や民間企業といった外部機関が行うプロジェクトに応募し、資金を獲得する必要があります。
私は、生研支援センターを委託元(研究資金の提供元)とする事業について、応募、採択後の契約、研究費の支払い、年度末の収支報告・・・といった一連の事務処理を担当し、研究を後方から支援しています。
プロジェクトは、農研機構のほか、県や大学、民間企業等と研究グループ(コンソーシアム)を組んで進行するため、外部の方と連絡をとる機会が多くあります。農研機構がコンソーシアムの代表機関として取りまとめを行うこともあり、作業のお願いをする際には、簡潔明瞭となるよう留意しています。

一番うれしかったことにまつわるエピソード

今までできなかったことができるようになったとき、嬉しく思います。
たとえば、新卒で配属となった部署(本部・人事部職員課)でのことですが、主として人件費管理に関する業務を担当していました。職員への給与の支払いや採用計画にも関係する重要な仕事ですが、これまでの人生では経験したことがなく、最初は課内での会話を聞いても、出てくる単語すら分からない始末でした。
そこで、仕事の空き時間に、先輩が作成されたファイルを見て学習したり(Excelの関数を理解するのも難しかったのです・・・)、今自分にできることを探して実行したりすることで、キャッチアップするように努めました。その結果、仕事内容を理解し、少しずつ作業を任されることも増えてきました。

農研機構を選んだ理由

私は、これまでイネを実験材料として研究を行ってきました。そこでは、研究者の方々が、本来の業務以外の事務作業に労力を割く姿を見て、研究に集中できる環境を整備する必要性を痛感しました。このことから、自分の経験も生かして、農学に関する研究をサポートする側に回りたいと考えました。また、研究を行っていた際には、農研機構から種子の譲渡を受けており、農研機構を身近に感じていたことも志望動機となりました。
農研機構は公的機関であるため、目先の利益だけを追うことなく、長期的視点に立った研究を実施できること、また「スマート農業」に代表されるような革新的な取り組みを行っていることも、入構後に良さとして感じています。

学生のみなさんへのメッセージ

自分自身の反省点ですが、自己分析をもとに就職活動の軸を持つことを、もっと意識すべきだったと思います。ともすれば、エントリーシートの締切に追われ、企業の求めそうな人材像に自分を合わせていませんか?「自分のゆずれないものは何なのか」「どのように社会に貢献するのか」・・・、考え抜く機会でもあります。
就職活動は、辛いことのほうが多いのかもしれません。でも、最終的に行ける会社は1つだけです。早く終わればよいというものでもないし、自らの価値を決定づけてしまうものでも、他人と比較するための手段でもありません。皆さんにとって、納得のいく就職活動となるよう願っています。