仕事を知る

職員インタビュー

一般職員

九州沖縄農業研究センター 研究推進部事業化推進室
(2019年度 採用)

研究成果を社会へバトンタッチ!

これが私の仕事

熊本県にある九州沖縄農業研究センター(九沖農研)で産学官連携や広報の仕事をしています。農研機構には、日本全国の多様な土地や気候に合った農業研究を行う5つの地域農業研究センターがあり、九沖農研はその1つです。
現在は主に、九沖農研で開発された品種や技術などの研究成果を社会に普及させるための業務を行っています。具体的には、会議に必要な物品の購入や資料の準備、会場や参加者との調整などを事前に行い、会議時は運営に携わります。準備の段階では機構内外の多数の関係者との密な連携・調整を、会議時は臨機応変な対応ができるように心がけています。また、広報業務として外部からの問い合わせや見学対応、研究成果を発表するプレスリリースの書類を一般の方でも分かる内容かチェックしたり、成果情報や活動報告などを掲載する刊行物の発行作業をしたりしています。
研究成果を外に発信する今の仕事は、研究に日々触れるため学ぶことも多く刺激とやりがいを感じています。

一番うれしかったことにまつわるエピソード

広報業務の一環で、所内の職員向けにメールマガジンを毎月配信しています。その月にあった研修・見学などの活動報告や九沖農研の研究成果に関係するニュースを取り上げ、所内の出来事や研究成果、普及状況を職員に分かりやすく伝えるようにしています。
「メールマガジン読んだよ。分かりやすくてよくできているね。」と声をかけていただいたりメールをもらったり、直属の上司以外からも良い評価をもらえた時が一番嬉しかったです。褒められたり自分の仕事が誰かに認められたりするのって何歳になっても嬉しいですよね。メールマガジン作成業務がきっかけで地域の実需者のもとに取材に伺い、九沖農研育成品種について生の声を聞けたことも貴重な経験ができて嬉しかったと同時に、農研機構が社会に求められていることを実感し身が引き締まりました。

農研機構を選んだ理由

私はつくば市出身のため、一般公開で訪れたりして研究所や大学が身近にあり、「将来はこういう所で働けたらいいなぁ」と漠然と考えていました。そのため「公的機関で働きたい」、興味のある「農業・食・環境に関わりたい」という軸で就職活動をしていました。その中でも農研機構を選んだ一番の理由は、職員の人柄や雰囲気が良く、緑豊かで自然に恵まれた環境がとても魅力的と感じたためです。また、農研機構は日本全国に研究拠点があり転勤の機会があることや、農林水産省等の他機関への出向の機会があり、自分の視野を広げ多様な経験を積めることも、入構後に良さとして感じています。

学生のみなさんへのメッセージ

「どういう環境で働きたいか」「どういう分野の仕事に関わりたいか」など、自分が仕事に求めることは何だろうか、としっかり考えて軸にすることが大事だと思います。私は就職活動中、周りが受けているからという理由で何社か民間企業も受けましたが、面接などで無意識に志望度が高くないのが伝わったのか、思うようにうまくいきませんでした。もちろん視野を広げて選択肢を多く持つことも時には大切ですが、やみくもに手を出すのではなく自分の軸を明確にすることで、うまくいかない時があってもブレずに就活ができるようになると思います。たくさんある会社の中で、必ず自分と合う会社が見つかるはずです。焦らず、他人と比較せず、時々息抜きをしながら、自分で納得のいく就職活動ができるよう応援しています。