よくあるご質問

高病原性鳥インフルエンザQ&A

日本において高病原性鳥インフルエンザが発生したことはありますか?

日本においては、H5N1亜型ウイルスによる高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)が、2004年、2007年、2010-2011年に発生しました。2004年の発生では3県4農場27.5万羽、2007年の発生では2県4農場17万羽、2010-2011年の発生では過去最多の9県24農場の185万羽の鶏が殺処分されました。2010-2011年の発生の際は、16都道府県60羽の死亡野鳥からもH5N1亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスが分離されました。2014年4月に、日本では初めてH5N8亜型ウイルスによるHPAIが発生し、11万羽の鶏が防疫のため殺処分されました。その後、2014年12月から2015年1月にかけて5農場でH5N8亜型ウイルスによるHPAIが発生、35万羽が殺処分されました。

これまでの国内でのHPAI発生原因ウイルスの遺伝子レベルの解析で、それぞれの発生に関与したウイルスは遺伝的に明らかに区別できるため、ウイルスが国内に常在化して発生を繰り返しているのでは無く、国外での発生に関係したウイルスが国内に侵入したものであると考えられています。