よくあるご質問
牛海綿状脳症(BSE)Q&A
国はBSEに対して、どのような対策をとっているのですか?
わが国では、2001年9月のBSE初発例の確認以降、飼料規制・と畜の際の特定部位の除去・健康牛および死亡牛のBSE検査など、BSEの牛及び人への感染防止のための対策を取ってきました。BSE検査により、国内では36頭の感染牛が摘発されましたが、前述の対策の結果、2002年1月に生まれた牛を最後に、BSEは確認されていません。このことを受け、2013年5月のOIE(国際獣疫事務局)総会において、わが国は「無視できるBSEリスク」の国に認定されました。
国内のBSEに関するリスクが大きく低下したこと及び、内閣府食品安全委員会の食品健康影響評価の結果を受け、2017年4月から健康と畜牛のBSE検査が廃止されました。ただし、24か月齢以上のと畜牛のうち、(1)生体検査において、運動障害、知覚障害、反射異常または意識障害等の神経症状が疑われたもの、(2)全身症状を呈するものに対してBSE検査が行われています。また特定部位の除去も継続されています。