種苗管理センター

育成者権侵害への対応事例(2)

イグサ「ひのみどり」の侵害事案について(その2)

1 経緯

  1. (1)平成23年4月、熊本県は国内の公的施設の畳に中国産との表示があるものの「ひのみどり」製であることが疑われる畳表があるとの連絡を受けました。
  2. (2)これを受け、熊本県は現地調査、DNA分析を行い、当該畳表が「ひのみどり」であることを確認。
  3. (3)平成24年1月、育成者権者である熊本県の許諾なく中国で生産された「ひのみどり」製畳表を輸入した業者に対して是正・改善を求めました。
  4. (4)当該業者は、平成24年1月、熊本県に対して、
    ・当該畳表が見つかった施設における畳の全張替え
    ・再発防止のための業務改善の実施
    を内容とする報告書を提出しました。

2 種苗管理センターによる支援

  • 育成者権者から寄せられた侵害相談への助言
  • 侵害疑義品確認の現地調査に立ち会って侵害状況記録の作成
  • DNA分析による品種識別

などを種苗管理センター品種保護Gメンが行い、育成者権者による適切な権利行使を支援しました。