Cerebrocortical necrosis
起立不能、安楽殺例1
肉眼像 Macropathology
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牛、ホルスタイン種、雌、90日齢、野外例(98-26)(原図:松本英子(神奈川県)) 起立不能と後弓反張を呈する子牛。 このような後弓反張(Opisthotonos, "star-gazing")は本病の特徴症状の一つである。 |
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牛、ホルスタイン種、雌、90日齢、野外例(98-26)(原図:松本英子(神奈川県)) 脳の正中矢状断。 よく観察すると大脳皮質の色が所々黄色調を帯びている。 |
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牛、ホルスタイン種、雌、90日齢、野外例(98-26)(原図:松本英子(神奈川県)) 大脳横断面。 皮質が層状に黄褐色化している。 |
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牛、ホルスタイン種、雌、90日齢、野外例(98-26)(原図:松本英子(神奈川県)) 大脳横断面。 紫外線(波長365um)照射像。 皮質に自家蛍光がみられる。 |
起立不能、安楽殺例2
肉眼像 Macropathology
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牛、野外例、黒毛和種、雌、6ヵ月齢(No.22-70)(原図:大山貴行(岩手県)) 起立不能、上方をみる仕草、強直、後弓反張。 チアミン濃度は、全血 6.28ng/ml(正常値20～50ng/ml)、血清 0.81ng/ml(10～30ng/ml)、大脳 0.15μg/g( 0.7～1.5μg/g(皮質)、0.3～1.0μg/g(髄質))、肝臓 0.82μg/g(1.0～7.0μg/g)、腎臓 1.00μg/g(1.0～4.0μg/g)。 |
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牛、野外例、黒毛和種、雌、6ヵ月齢(No.22-70)(原図:大山貴行(岩手県)) 起立不能、上方をみる仕草、強直、後弓反張。 |
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牛、野外例、黒毛和種、雌、6ヵ月齢(No.22-70)(動画:大山貴行(岩手県)) 後弓反張と遊泳運動(動画)。 後弓反張。四肢は強直、前後に緩慢に動かしている(遊泳運動)。 |
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牛、野外例、黒毛和種、雌、6ヵ月齢(No.22-70)(原図:大山貴行(岩手県)) ホルマリン固定後の大脳頭頂葉～側頭葉の横断面。 皮質は層状に淡黄褐色化。 |
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牛、野外例、黒毛和種、雌、6ヵ月齢(No.22-70)(原図:大山貴行(岩手県)) 未固定の脳。大脳頭頂葉～側頭葉横断面の紫外線照射像。 皮質で層状に自家蛍光が観察される。 |
病理組織像 Histopathology
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牛、野外例、黒毛和種、雌、6ヵ月齢(No.22-70)(原図:大山貴行(岩手県)) 大脳皮質の層状壊死。 左側:発症例、右側:正常対照例。発症例では、大脳皮質深層が層状に粗鬆化している。 皮質表層から中層では血管が目立つ。 大脳、HE染色、低倍 |
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牛、野外例、黒毛和種、雌、6ヵ月齢(No.22-70)(原図:大山貴行(岩手県)) 神経細胞の乏血性変化と神経網の粗鬆化。 多くの神経細胞は、萎縮、濃染している。"乏血性変化"と称される所見に一致する。 大脳、HE染色、中倍 |
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牛、野外例、黒毛和種、雌、6ヵ月齢(No.22-70)(原図:大山貴行(岩手県)) 大脳皮質におけるマクロファージ浸潤。 血管周囲および実質内にマクロファージが浸潤している。マクロファージの細胞質には、空胞が観察される。空胞形成は脂質貪食による。 大脳皮質、HE染色、高倍 |