Bovine respiratory syncytial virus infection
肉眼像 Macropathology
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牛、野外例(原図:青森県十和田家畜保健衛生所) 牛RSウイルス病と診断された牛の剖検前の写真で、削痩がみられる。写真では明かではないが、牛は呼吸促迫を示し、触診で頸部から胸部にかけて皮下気腫が確認される。 |
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牛、野外例(原図:青森県十和田家畜保健衛生所) 左側胸腔の内景で、間質性肺気腫が著明である。肺では、境界不明瞭な暗赤色病変が多発性に観察される。病変は、肺全体で観察され、特定の葉や部位(背側あるいは腹側)に局在する傾向はない。 |
病理組織像および免疫染色像 Histopathology and lmmunohistochemistry
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牛、野外例(原図:播谷 亮) 気管支間質性肺炎。 気管支および肺胞上皮細胞の増殖が観察される。肺胞中隔毛細血管の充血、気管支および肺胞腔への細胞浸潤が認められる。 肺、HE染色、対物レンズx10 |
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牛、野外例(原図:播谷 亮) 気管支および肺胞上皮細胞にRSウイルス抗原が観察される。 肺、RSV免疫染色(AbD Serotech、7950-1705)、対物レンズx10 |
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牛、野外例(原図:播谷 亮) 細気管支炎。 細気管支に好酸性細胞質内封入体を伴う多核巨細胞が観察される。多核巨細胞はRSウイルスが産生する融合蛋白質によって複数の感染細胞が融合して形成されたもので、合胞体あるいは合胞体性多核巨細胞とも呼ばれる。好酸性細胞質内封入体を伴った多核巨細胞の出現は本病の特徴病変であり、病理診断指標となる。 肺、HE染色、対物レンズx40 |
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牛、野外例(原図:播谷 亮) 主として多核巨細胞化した細気管支上皮細胞にRSウイルス抗原が観察される。細胞質内封入体が特に強く染まっている。 肺、RSV免疫染色(AbD Serotech、7950-1705)、対物レンズx40 |
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牛、野外例(原図:播谷 亮) 気管支間質性肺炎。 肺胞上皮の増殖が観察される。肺胞壁の毛細血管は充血している。 肺、HE染色、対物レンズx10 |
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牛、野外例(原図:播谷 亮) 肺胞上皮細胞にRSウイルス抗原が観察される。 肺、RSV免疫染色(AbD Serotech、7950-1705)、対物レンズx10 |
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牛、野外例(原図:播谷 亮) 気管支間質性肺炎。 好酸性細胞質内封入体を有する多核巨細胞が肺胞腔に観察される。一般的に肺炎組織ではしばしばマクロファージ由来の多核巨細胞が観察されるが、それらでは細胞質内封入体は観察されない。 肺、HE染色、対物レンズx40 |
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牛、野外例(原図:播谷 亮) 主として多核巨細胞にRSウイルス抗原が観察される。細胞質内封入体が特に強く染まっている。 肺、RSV免疫染色(AbD Serotech、7950-1705)、対物レンズx40 |