Bovine Herpesvirus Type 4 infection
病理組織像 Histopathology
 |
牛、野外例(原図:宮野英喜(福島県)、播谷 亮) 壊死性化膿性乳管炎。 乳管内にデブリが蓄積している。 乳腺、HE染色、対物レンズx4 |
 |
牛、野外例(原図:宮野英喜(福島県)、播谷 亮) 壊死性化膿性乳管炎。 乳管上皮は変性、剥離しており、好中球浸潤を伴っている。乳管周囲の結合組織では、充血、水腫、リンパ球浸潤が観察される。 乳腺、HE染色、対物レンズx10 |
 |
牛、野外例(原図:宮野英喜(福島県)、播谷 亮) 核内封入体。 変性した乳管上皮細胞にCowdry A typeの核内封入体が認められる。 乳腺、HE染色、対物レンズx60 |
免疫染色像 Immunohistochemistry
 |
牛、野外例(原図:宮野英喜(福島県)、播谷 亮) 免疫染色。 核内封入体に一致して陽性反応が観察される。細胞質には陽性反応は観察されないので、非構造蛋白質に対する反応かもしれない。 乳腺、BHV4免疫染色(NIAH抗体簿No.699)、対物レンズx40 |
電子顕微鏡像 Electronmicroscopy
 |
牛、野外例(原図:宮野英喜(福島県)、播谷 亮) 透過型電子顕微鏡像。 Cowdry A typeの核内封入体を有する乳管上皮細胞で、細胞質と核内にウイルス粒子が観察される。 乳腺、ホルマリン固定・戻し電顕、Bar=2μm |
 |
牛、野外例(原図:宮野英喜(福島県)、播谷 亮) 透過型電子顕微鏡像。 核内封入体(IB)は電子密度の高い部分と低い部分からなる。封入体と核膜(NM)の間には低電子密度の領域があり、この領域は光顕下のハローである。 乳腺、ホルマリン固定・戻し電顕、Bar=500nm |
 |
牛、野外例(原図:宮野英喜(福島県)、播谷 亮) 透過型電子顕微鏡像。 核内封入体は電子密度の高い部分と低い部分で構成される。 乳腺、ホルマリン固定・戻し電顕、Bar=500nm |
 |
牛、野外例(原図:宮野英喜(福島県)、播谷 亮) 透過型電子顕微鏡像。 |
 |
牛、野外例(原図:宮野英喜(福島県)、播谷 亮) 透過型電子顕微鏡像。 核内のウイルス粒子の直径は約100nmである。 乳腺、ホルマリン固定・戻し電顕、Bar=100nm |
 |
牛、野外例(原図:宮野英喜(福島県)、播谷 亮) 透過型電子顕微鏡像。 細胞質内のウイルス粒子。 乳腺、ホルマリン固定・戻し電顕、Bar=500nm |
 |
牛、野外例(原図:宮野英喜(福島県)、播谷 亮) 透過型電子顕微鏡像。 ウイルス粒子はエンベロープをかぶり、直径約150nmの成熟ウイルス粒子となっている。 乳腺、ホルマリン固定・戻し電顕、Bar=100nm |
 |
牛、野外例(原図:宮野英喜(福島県)、播谷 亮) 透過型電子顕微鏡像。 成熟ウイルス粒子の直径は約150nmである。 乳腺、ホルマリン固定・戻し電顕、Bar=100nm |
 |
牛、野外例(原図:宮野英喜(福島県)、播谷 亮) 透過型電子顕微鏡像。 成熟ウイルス粒子は、中央から、コア、カプシド、テグメントおよびエンベロープで構成される。 乳腺、ホルマリン固定・戻し電顕、Bar=100nm |