農研機構は、藤本・大わし事業場(大わし)内の隔離飼育区画における、今年度2回目の遺伝子組換えカイコの第一種使用等*による飼育を6月28日(金曜日)から開始しました。
今年度2回目の飼育では、高染色性絹糸生産カイコ及び赤色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコの2種類を飼育します。
1回目同様、隔離飼育区画内にある稚蚕飼育室に、ふ化したばかりのカイコ幼虫を密閉した容器に入れて搬入し、第一種使用等による飼育実験を開始しました。
なお、写真のトレーに置いているオリーブグリーン色の塊は、カイコのエサ(人工飼料)です。
飼育実験の詳細に関しては、飼育実験計画書をご覧ください。
* : 第一種使用等 :「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離飼育区画)での使用
稚蚕飼育室内での飼育の様子
この後、ケースの蓋を閉めて、異なる種類のカイコ同士が混じらないようにして飼育しました。
飼育開始直後のカイコ(1齢1日目)の様子
(ふ化したばかりの小さなカイコ幼虫が人工飼料を食べています。)