生物機能利用研究部門

生物素材開発研究領域

生物素材開発研究領域は、高付加価値化した生物素材を開発することで、医療・ヘルスケア産業の創出に貢献することを目指しています。
医療・ヘルスケア分野では、最先端バイオ技術の活用による研究開発の加速化により、新たな技術を用いた診断法、治療法の開発が期待されているとともに、医薬品等の生産・流通のさらなる効率化とコスト削減も求められています。また医薬品等の開発においては動物愛護の観点から動物実験の大幅な削減も必要となっています。さらには今後大きな発展が見込まれる再生医療研究分野に対する適応も重要です。
そのために、乾燥耐性生物の特殊な生物機能を利用した有用生体物質の効率的な生産と常温での保存・輸送・利用を可能とする画期的な技術基盤の構築や、創薬や治療法等の開発の加速化と動物実験の削減を両立するためのコラーゲンビトリゲルを用いた細胞培養モデルの構築、また再生医療に有用なヒト細胞が移植可能なモデルブタの利用基盤など、バイオ医薬品開発、動物実験代替法開発、再生医療研究のプラットフォームを提供するための高付加価値生物素材の作出と利用技術開発を目指しています。

領域長

上西博英(うえにし ひろひで)

所属研究グループ